西原理恵子の「生きる悪智恵」が、ツボにはまった話

悩み相談

「教えて!Goo」、ご存知かと思います。

質問や相談事を書き込むと、それに対して閲覧者が回答していくというサイトです。

ネットで調べものをしていると、「教えて!Goo」に行き当たることがあるのですが、右サイドに「このカテゴリーのQ&Aランキング」があって、そのタイトルを見ただけで好奇心が湧き上がり、ついつい読み込んでしまいます。

 

質問や相談は、軽いものから重いものまで、また、それらに対する回答も、サラッとしたものや、チャラけたものから、回答者の思いがぎっしりと込められたものまで、千差万別。

いろいろな人が、いろいろなことを考えているのがわかり、大変、興味深く読んでいます。

これらの回答、特に人生相談的なものに対する回答には、真っ当なものが多く、本当に真面目に答えている人が多いということが良く分かります。

 

ただ、あまりに真っ当すぎて、「果たしてこれで、質問者の疑問は解決するのだろうか?」と思うこともあるのです。

 

例えば、「嫁・姑問題」は、「姑にはっきりと言いなさい」とか「嫁であるあなたが我慢しなさい」って回答が多いですし、「道ならぬ恋話(要は”不倫”)」では、逆に「言語道断」、「今すぐ別れろ!」と袋叩き状態になっているのもあります。

相談者は、そんなことは百も承知、それが出来ないから書き込んでいるのだと思うのですが・・・。

 

 西原理恵子

西原理恵子さんの「生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント」を読みました。

人生相談本を読もうと思っていたわけではなく、この方のエッセイが好きなので手にしたのですが、これが、私のツボにビッタリとはまったのです。

「生きる悪知恵」の紹介の前に、西原理恵子さんの他の作品紹介を。

 

漫画

西原理恵子さんのことを、漫画家としてご存知の方は多いと思います。

代表作である「毎日かあさん」は、アニメや小泉今日子と永瀬正敏主演で映画にもなっていますよね。

とても、ホンワカした内容です。

女無頼ものというか、アウトロー的なものが多い女史の作品の中では、異質だと言えるでしょう。

 

ぼくんち」は、かなりキツめの内容です。

登場人物の個性が、世間的には低めとされる方に偏っております。そして、子どもたちは、しぶとく生きるための教訓を身をもって学ぶ、といった描写が多いです。

(ちょこっとググッて、画像をみれば、ご理解いただけるかと・・・)

観月ありさ主演で映画化されています。私は見ていませんが、原作を相当「薄めた」ものじゃないかな、と思います・・・。

立ち読みはこちら >>> ぼくんち

 

エッセイ

一方で、エッセイ漫画のような作品もたくさん出されています。

鳥頭紀行」シリーズは、ハチャメチャな旅行記です。

なんていうか・・・、よく、まだ生き残れてるなぁと感心する内容です。

 

恨ミシュラン」は共著です。名前のとおり、ミシュランの裏バージョン的に、有名レストランのマイナスレポートを行ったものです。これも、かなりヤバイですね。

 

あと、破滅的にFXに突撃する「太腕繁盛記」も読み応えがありますよ。

(この人、本当に大丈夫か?と・・・)

 

西原理恵子さん、自虐的自伝とも言うべき多々の作品を読むと、その生き様は、随分とブッ飛んでいることが分かります。

 

「生きる悪知恵」

このように破天荒な生き様と考えをお持ちの西原理恵子さんが書かれた「人生相談」本。ブッ飛んでないわけがありません。

 

冒頭、一発目の「出口の見えない就職活動に疲れた」という質問に対しては、「横入り」(要は、ズル)しなさいとの答え。

続く、「苦労して入った会社がブラック企業だった」には、「DV男と一緒。さっさと見切りをつけよう」。

「ある日、突然カツラをかぶってきた上司にどう接すればよいか」には、「みんなのために、あえて地雷を踏みに行くべし」。

各質問に対して、答えに至るまで3~4ページをかけて、自分の考えを記されています。

 

こちらには書き(け)ませんが、男女関係や家庭に関する相談には、普通だったらフタをするような人間の裏の本性とも呼ぶべきエグイ側面を明らかにしたうえで、「だからこうすれば」を、突き放すように断定されています。

これが、私の笑いのツボに入りまくりでした。

 

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同じ悩みを持っている人が、この回答を読んだとしても、まず実行しないでしょう。

あまりに突拍子がない答えが多いですから。

ただ、そこに至るまでの着目点や発想の仕方は、西原さんならではのもの、一般常識に捉われざるを得ない人にとって、目からウロコであり、とても爽快、そして大笑いできるものだと思います。

ひとつの笑える読み物として、また、様々なモノの見方・考え方に触れられる書物として、是非、おすすめしたい一冊です。

 

最後に、章ごとに著名人からの相談に答えていますので、ご紹介まで。

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<追記>

「YES!高須クリニック」のCM出演料で、借金を返済されたのでしょうか?

 

 
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