引き寄せの法則
引き寄せの法則、一言で表すと「思ったことや願ったことは実現する」ということであり、ポジティブな思考を推奨するかたちで使われるケースが一般的だと思います。
でも、マザーテレサは、警告的に語っていますね。
思考に気をつけなさい それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい それはいつか運命になるから
一昨日の日曜日、そして今日、引き寄せの法則のプラスとマイナスの両方を経験しました。
いずれも、人との出会いの話です。
プラス面として
今日、2つの会合がありました。
偶然の広がり
本当にたまたま偶然、知り合いになって、付き合いが始まった人がいます。
今日は、そのご縁で知り合いになった別々の2人と時間を置いて合ったのですが、両者とも「紹介したい人がいる」と、さらに違う人を引き合わせてくれました。
その方々も、これまた素晴らしい人たちで、一緒にいて、本当に楽しく過ごすことができ、おまけに、たくさんの気づきやヒントをいただきました。
そして、それぞれ別れ際に、「次回、紹介したい人がいるんだけど」、「今度、とある集まりがあるんだけど、来ない?」との声がけが。
まさに、引き寄せの法則があるんだということを、実感したのです。
マイナス面として
今日は、こんなに良いことが続きハッピーだったのですが、実は日曜日にとてもイヤなことがあったのです。
不愉快な時間
7月に、これも偶然だったのですが、とある人と接することがありました。
その人に対する第一印象が非常に悪く、実際に話をしていてもムカムカすることばっかりで、実に気分の悪い時間を過ごしたのです。
それでも、たまたま偶然一緒になっただけだし、以降は何の関係も続かない相手だから、別れた後、「この先、一生二度と会うことはない」と自分で自分を慰め、不愉快な時間を忘れようとしていたのです。
でも、そんな人に限って、ふとした拍子に思い出し、気分を悪くする、みたいなことが時々あったのです。
不愉快な再会
そうしたら、日曜日・・・、とある会合に出席したところ、その人もいたのです。
いったい、どれくらいの確率で再会してしまったのか・・・。
「マジかよ?!」
一瞬、帰ろうと思ったのですが、ここで帰るのも何か負けた気がすると思い、その場に残りました。
で、やっぱり不愉快な時間を過ごすことになりました・・・。
「会いたくない」という想いが、「もしかしたら、また、会ってしまうかも」と変わり、引き寄せの法則が逆に実現してしまったようです。
「思考を現実化させる」には
今日は、久々に午前様になるまで飲み、帰宅中、楽しい2つの出会いを反芻しておりました。
それとともに、日曜日のイヤな再会を振り返ってみました。
そして、思い至ったことがあります。
それは、
プラスの思考はチャンスに変えられる、一方、マイナスの思考は悪いほうに現実化する
ということ。
ただ、とは言いながら、この2つには決定的な違いがある、とも思いました。
それは、プラスの思考は、どんどんと広げられるのに対して、マイナスの思考は収束できる、と言うこと。
「思考は現実化する」とは言え、「思考を現実化させたい」という気持ちがあれば、人は行動に移すことができるからです。
プラスの思考を広げたいと思うのであれば、そのように行動すれば良い。
マイナスの思考を収束させたいのであれば、考えなければ良い。
どうしても考えてしまうのであれば、考え方をできるだけ違う方向に切り替える。
すると結果は変わってくる可能性がある。
ということで、「引き寄せの法則」も、「プランド・ハプンスタンス・セオリー」も、一番大切なのは、やっぱり本人の意思なのだなと、改めて思いました。