新しい職場や仕事に慣れない人が知っておくべきことと試すべき3つのこと

 

会社勤めをしていると人事異動はつきもの。

本人が望む・望まないに関わらず、何年かに一度は、新しい職場に移動となり、新たな仕事を担当することになる、そんな方、たくさんいらっしゃることでしょう。

 

一日もはやく職場に慣れ、そして、新しい仕事に慣れることが会社員として求められるわけですが、同じ会社内での異動とはいえ、そこは新天地、どうしても新しい職場や仕事に慣れないということが起きてしまいます。

 

今、まさに職場や仕事に慣れなくて困っているという方、理由はさまざまあると思います。

職場での人間関係、異動による新たな仕事の質や量、・・・。

どのような理由にせよ、「慣れない」ということは、すごくストレスですし、きっと毎日、「つらい」と感じておられることでしょう。

 

「慣れない」という悩み、その根本には、まさに「変化」と「変化への対応」という問題があります。

そこでこちらでは、「新しい職場や仕事に慣れない」と悩んでいる方にぜひ知ってもらいたい

4つの変化と対処法

についてご紹介します。

 

 icon-check-circle こちらの記事を読むと分かる内容

  1. 環境の変化が意味するもの
  2. 環境変化に対応する心構え
  3. 職場や仕事に慣れるために行うべき3つのこと
  4. どうしても慣れないときに考えるべきこと

 



職場や仕事に慣れない方が知っておくべき4つの変化

人生の転機には4つの変化がある

入社、転職、転勤・職種変更などの人事異動は、これまで過ごしてきた毎日と大きく変わる、まさに「人生の転機」と呼べるものです。

 

人生の転機においては、

  • 役割の変化
  • 人間関係の変化
  • 日常生活の変化
  • 見方の変化

の4つの変化が、1つ、または複数、発生します。

 

役割の変化

新入社員は学生から企業人とその立場が大きく変わっていますし、転職・人事異動された方も、職場が変わることによって、その立場が変わっています。

そして、この立場の変化とは、やるべきことや期待されていることと言った役割が変化しているということになります。

 

人間関係の変化

変化の中でも一番大きいのは、これまで接したことのない新たな人たちとの人間関係が発生することです。

また、これまで築いてきた人間関係も、就職・転勤等で住む場所が遠くなった、時間が合わなくなったなどが理由で、疎遠になることもあります。

あるいは、社内で役職などの立場が変わることによって、これまでと同じ付き合い方ができなくなる場合もあります。

こうやって、人間関係は変化するものです。

 

日常生活の変化

日常生活の変化とは、仕事をする場所や時間といった生活サイクルの変化もあれば、仕事の内容や仕事そのものが変わることも含みます。

また、収入額が変わることなども日常生活の変化と言って良いでしょう。

 

見方の変化

役割・人間関係・日常生活の変化に伴って、自分自身に対する見方が変わることもあれば、社会システムや会社、あるいは、関係する人に対する見方が変わることもあります。

見方自体が、ポジティブに変われば良いのですが、往々にして変化はストレスを伴うためネガティブな変化、つまり、自信をなくしたり、周囲のせいにしたりするケースが多いのです。

 

職場に慣れないのは、入社や人事異動などの「人生の転機」において起きるこれら4つの変化に、うまく対応できていないことに原因がある、と言えるでしょう。



シュロスバーグの「4-Sモデル」

上で記した「人生の転機」や4つの変化は、ナンシー・シュロスバーグというアメリカ学者が提唱した理論の一部です。

彼女の理論では、「人生の転機」を認識し、自分に今どの変化が訪れているのかを理解したうえで、「4つのS」と呼ばれるリソースを用いて点検し、対応方法を考えるべき、としています。

 

ちなみに、「4つのS」とは、

  • 状況(Situation)
  • 自分自身(Self)
  • 支援(Support)
  • 戦略(Strategies)

です。

シュロスバーグの理論は、とても分かりやすく実践的だと思いますが、自分の問題を解決するための特効薬を見出すには、さらに深堀りする必要はあります。

 

 

環境変化への心構え

変化とストレスは、あって当たり前

学生から社会人へ、異なる会社に転職、社内で人事異動・・・、このような「人生の転機」と言う大きな変化があったわけですから、すぐに慣れなくて当たり前です。

そして、新たな環境に慣れないと、ストレスは溜まっていくのが当たり前なんですよね。

(逆に、あらたな仕事や職場にすぐに慣れて、ストレスは全くないという人は圧倒的に少ないでしょうし、もし「すぐに慣れた」と思っている人は、実は大きな勘違いをしているかもしれません)

ということで、まずは、職場にすぐに慣れないのは当たり前のことだと知っておきましょう。

 

時間が経てば誰でも慣れる

慣れるということは、環境に馴染むこと(適応すること)であり、時間が経てば経つほど、慣れるものです。

 

よく言われるのが、「3日、3週間、3ヶ月」という期日

3日で雰囲気が何となく分かり、3週間で仕事や人の概要が分かり、3ヶ月で仕事のやり方やツボが、人の個性や交流関係が分かる、というものです。

一定の努力は必要ですが、時間が経つと分かってくることが多く、分かってくると慣れてくるものなのです。

 

つまり「職場に慣れない」という悩みは、

  • 慣れなくて当たり前という気持ちを持つ
  • 時間が解決することが多いと割り切る

ことが大切なんです。

そして、何より「慣れない」と悩みすぎないようにしたいものです。

 



職場や仕事に慣れるために試すべき3つのこと

新しい職場や仕事は、はじめのうちは慣れなくて当たり前で、やがて時間が解決してくれるもの。

とは言え、やはり、できるだけ早く職場に慣れるようにしたいですよね。

 

そこで一度、試していただきたいことを3つご紹介します。

職場の「お作法」を理解する

職場のお作法を理解する

「職場や仕事に慣れない」と悩んでしまう最大の原因は、

新しい職場における「お作法」が分からず右往左往する

ことにあります。

 

例えば、

  • 電話機の操作の仕方、電話を取ったときの受け答えの仕方、ファックスやプリンターの操作方法などのOA機器操作
  • 備品の置き場所、使用する際の決め事、ゴミの出し場所
  • 出勤時間の何分前に来ておけばよいのかとか勤務時間の整理の仕方、経費の精算の仕方などの服務関係
  • 朝のあいさつのしかた、退社のタイミング、上司や先輩の呼び方(呼称か、さん付けか)、報告の仕方・タイミング・レベル等の対応
  • 独特の社内用語

などなど。

 

書きはじめたらキリがないくらいたくさんの「職場ならではのローカルルール」があるでしょう。

「生活のしおり」のような、これらをまとめた資料があれば助かるのですが・・・。

こういった「お作法」は、職場の風土によって作られているので、その良し悪しに関係なく、とにかくマスターするしかありません。

 

そのためには

  • 分からないことは、質問する
  • 教えてもらったらメモをし、同じことを二度聞かない

ことを地道に繰り返し、ひとつずつ覚えていくことが大切です。

 

私自身、これまでを振りかえると、「職場のお作法」をひとあたり経験するまで1ヶ月、自分で大体のことができるようになるまで3ヶ月はかかっていました。

そして、3ヶ月経過したくらいから、「慣れない」ことの不安や悩みはなくなっていきましたね。

 

ザックリ、3週間(または1ヶ月)と3ヶ月を目安にして、「職場のお作法」をマスターするよう努めてください。

 

自分の仕事を理解する

仕事には大きく分けて、

  • 仕事の本質的な目的
  • 仕事の具体的なやり方

の2つがあります。

 

新しい職場や新しい仕事に慣れるためには、自分がやるべきことは何か(仕事の本質的な目的)を理解し、そして、出来るようになること(仕事の具体的なやり方)が大切です。

 

今、仕事や職場に慣れないと悩まれているのは、

「なぜやらなければならないのか」

「どうやればよいのか」

が、ご自身で整理できていない可能性があります。

 

この2点について、以下、ご紹介する方法を試してみて下さい。

これをやるだけでも、気持ちのスッキリ度合いは全然、違ってきますよ。

 

仕事の本質的な目的

「仕事の本質的な目的」とは、そもそも何のためにその仕事をやるのか、部署のミッションは何かといったところから、自分自身がやるべきことと期待されている役割や成果があげられます。

おそらく着任時に、ある程度の説明はされているはずですが、一度聞いただけで理解できるものではありません。

なので、よく分からない点を素直に上司に質問しましょう。

 

こうやって、頭の中でモヤモヤしていることを、少しづつ解決していくことこそが、新しい職場や仕事に慣れるということになりますので。

 

なお、質問するのは、早ければ早いほど良いです。

その際は、

  • ここは分かるけれど、ここが分からない
  • 自分はこう理解しているけれど、間違っていないか

といった風に、自分の理解していることを示した上で分からない点を質問するようにしてくださいね。

 

「何が分からないのか分からない」と丸投げ質問をすると、「こいつ、ダメだ」とマイナス評価されかねないのでお気をつけて!

 

 

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仕事の具体的なやり方

「仕事の具体的なやり方」は、期待されている役割や成果を達成するためにどんなことをやるのかであり、ほとんどは会社として決められた方法があります。

マニュアルがあればそれを読み込み実践してみる、分からないところはOJT担当の先輩に聞くことを繰り返します。

 

仕事のやり方である以上、とても広範囲に渡っているでしょうから、そう簡単に覚えられないものですが、「教えてもらったこと」と、「分かったこと」と「出来たこと」をメモしていくと、身に付き方が格段に高まります。

 

いっそ、自分専用のマニュアルを作るというのもありです。

いちいちメモするのを億劫と思わずに、地道に取り組みましょう。

仕事内容にもよりますが、3ヶ月経ったころには相当覚えて、メモすることが少なくなっているはず。そのころには、すっかりと仕事に慣れていることでしょう。



周囲の人間を知る

同じ部署の人や、業務上関係のある人の顔・名前・役職を覚えることは大前提です。

まだ、十分に覚えていないと言う人は、今すぐに覚えてくださいね。

 

次に大切なのは、そういった人たちの「人となり」を知ることです。

どんな仕事をしているか、何がうまくいっていて何に困っているか、細かいところまで知る必要はありませんが、大体、どんな状況かを本人に直接聞くか、周りにいる人から教えてもらいましょう。

 

あと、それぞれの性格や仕事上のクセ(早いけどアバウト、遅いけどきっちりしている、手を抜く、細かい、NGワードなどなど)も、できるだけチェックしたいですね。

 

優先順位としては、

OJT担当の先輩 > 上司 > 隣のデスクの人 > 同じチーム > その他

といったところでしょうか。

 

これらの方々と良い人間関係をつくることは大切です。

仕事の話はもちろん、雑談したり、飲みにいったりとコミュニケーションを図るのは大切。

ですが、そのことに意識が集中しすぎると自分で自分を振り回すことになり、さらにストレスが増していきます。

お付き合いは無理のない範囲とし、人間関係は、あせらずじっくりと作るという気持ちが必要でしょう。

あなたが、仕事を通じて周りからの信頼を得ていけば、自ずと良い人間関係は出来上がりますから。

 

どうしても職場に慣れない人が考えるべきこと

ここまで書いた「職場になれるために試すべきこと」は、比較的職歴の浅い人に向けたものです。

一方、ある程度以上、企業人としての経験はあるけど職場に慣れないという人もいらしゃると思います。

おそらく、

  • 転職した
  • 人事異動で全く経験のない業務を担当することになった
  • 人事異動で管理職等の役職に就いた

のいずれかに該当することでしょう。

 

基本は同じ

これらの方も基本は同じです。

上に書いた「職場に慣れるため試すべきこと」をベースに、ご自身をチェックされることをおすすめします。

中でも一番のポイントは「仕事が変わったこと」ですので、まずは仕事の本質を把握することに傾注されてはいかがでしょうか?

多くの場合、これで解消されることと考えます。

 

「慣れない」と「合わない」の見極めは困難

ただひとつ、職歴の長い・短いに関わらずとても深刻な問題があります。

それは、「慣れない」のではなく「合わない」という場合です。

例えば、

  • 転職したものの、その企業の風土に溶け込めない
  • 経理の仕事を10年やった後、営業に配属されたが、心と身体が拒否反応を起こしている
  • どうしても許せない人間がたくさんいて、まともな人間関係など作れない

などです。

 

転職した先が、とんでもないブラック企業であれば、慣れる必要も合わせる必要もなく、「即、再転職」することを考えるべきです。

 

しかし、普通の職場に慣れるための努力をしたけれど、どうしてもダメというときは、あなたの本質的な適性が「合わない」ということになるでしょう。

ただ、自分でいくら「合わない」と思っても、それが本当に合っていないのかどうか、見極めるのは難しいものですが・・・。



職場に合う・合わないとその理由の見つけ方

自分は職場に合わないと思っている人は、かなり深刻な状況ではあるものの、人によってさまざまなケースが起きています。

そのため、どのような対応をすべきかは一概に言えないのです。

 

しかし、個々の問題として本当に合わないのか見極めることができれば、そして、合わない根本的な理由が見つかれば、個別の対処法方はあるはずです。

 

冷静になって状況を分析する

職場が合わない、仕事が合わないと感じていても、なってよくよく考えてみたら、職場の雰囲気に悪い影響を与え、あなたに無為な仕事の指図をする「上司」と「合わない」だけだった、ということがあり得ます。

本質的な原因は職場や仕事ではなく上司、というパターンですが、感情的になっていたら、案外、それに気付かないものです。

さらに、原因は上司だと分かれば、対処法方は考えられるものです。

冷静になって、現在の状況を分析することが、まずは重要と言えますね。

 

相談する

次に、人に相談することを上げます。

相談相手として話しやすいのは、

友人 > 家族 > 同僚 > キャリアカウンセラー > 上司

の順番でしょうけど、得られる答えの「確からしさ」は、ほぼこの逆になるでしょうね。

でも、自分ひとりで悶々としているのであれば、人に話を聞いてもらったほうが絶対に良いですし、相手からの答えが期待するものではなくても、自分で話しているうちに、何かの気付きを得られるかもしれません。

 

自己分析する

もうひとつの方法は、自分自身の適性を分析し、職場もしくは仕事と照らし合わせてみることです。

おすすめの分析は「MBTI®」という検査です。

*私が「MBTI®」を受けた内容は、こちらの記事をご覧ください。受講先も書いています。

 

この検査を受けるのは少しハードルが高いなと思う人は、転職サイトの自己診断をやってみるのも良いでしょう。

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自分の強みが分かると、自分の適性がわかりますし、自ずとその反対も分かるものです。

これらに職場や仕事の本質とを照らし合わせれば、あなたに合う・合わないと合わない場合の理由を見つけることができます。

以上の方法を試してみて、合う・合わないの確認を行い、その理由から対処法を見出していけば良いですよね。

結果として、今の状況のまま、自分の気持ちを切り替えるといった対応もあれば、配置替えの願い出を行う場合もあるでしょう。

人によっては、転職に踏み切ったほうが良いことも十分、考えられます。

いずれにしても、自分の強みを知ることで、必ず先は開けていきます。

 

おわりに

以上、

  • 職場に慣れない方が知っておくべきこと
  • 職場に慣れるために試すべきこと
  • どうしても職場に慣れない人が考えるべきこと
  • 職場に合わない理由の見つけ方

を記しました。

 

職場に慣れないと悩んでいる方は、まずは時間が解決してくれると楽観的に考えながら、なすべき努力を続けること。

どうしても慣れないと言う人は、職場に合う・合わないを冷静に判断した上で、対処法方を考えることが大切です。

とは言っても、決して無理をせずに出来るところから取り組んでくださいね。

 

 

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では、また。

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