もしかしてブラック企業?転職者向け求人広告のコピーの秘密

転職サイトを眺めていると、さまざまな会社の求人広告を目にします。

どの会社も優秀な人材に来てもらおうと工夫をこらしているのですが、中には広告の意図が良くわからないものや「ん?なんかおかしいぞ」と首を傾げてしまう文言が使われているケースも。

 

このような「求人広告として適切ではない表現」が用いられている場合、注意が必要です。

というのも、広告で書かれているものからストレートに読み取れない「裏」が隠されていることが多いからなのです。

そして、それがブラック企業だったら、その実態を隠していることも・・・。

 

こちらでは、求人広告でよく見かける「コピー」と、その裏に隠された求人企業の「秘密」を紹介します。

 

この表現の裏にある意図は?

必ずしもNGではありませんが、求人広告を見ているとのその会社の意図が隠されたコピーがあります。

 

若手が活躍しています・女性の多い職場です

「若手」や「女性」にだけ来てもらいたい場合に、この表現が用いられます。

あなたが若手でなければ、あるいは、男性であれば、応募しても採用されないと考えておいたほうが良いでしょう。

実は、性別や年齢などを求人広告に入れ込むのには、厳しい制限があるのです。

そのため、「若手」や「女性」に来てもらいたい企業は、苦し紛れにこのような表現を用いているのですね。

 

幹部候補生募集

一見すると、幹部となる人材を募集しているように思いますよね。

でも、求めているのは、「幹部になる資質のある人」です。

優秀な人材を求めてはいるのですが、あくまで幹部候補に過ぎないのです。

入社したからと言って、幹部の座が約束されているわけではありませんので、お間違いなく。

なお、幹部が約束されている場合は、「経営幹部募集」「管理職募集」などとはっきりと書かれています。

 

未経験者歓迎・年齢不問・学歴不問

営業系の職種でこの求人表現を用いている場合は、入社しても短期間で辞めていくことを前提に大量採用している可能性があると言えます。

ブラック企業の可能性が高いので、応募する際は、十分に情報収集し、慎重に判断する必要があります。

 

このコピーを用いている会社が募集しているのが、いわゆる「飛び込み営業」職の場合、入社当初は、「新規開拓」として、その人の縁故や人脈から取れるだけの契約を取り付けさせます。

コネでの契約が一当たり終わった後、営業成績が伸びない人に対しては、上司は罵声を浴びせたり、嫌がらせをしたりと、退社に追い込んでくることも

いわゆる使い捨て人材として大量採用しているケースがあり、内情はブラック企業というケースが多いので、本当に注意してください。

 

誰でも簡単にできる仕事

あまり人が集まらない会社もしくはやりたがらない仕事で、単純な作業で給料が安い場合に、「誰でも簡単にできる仕事」という表現を用いる広告が多いですね。

実際、誰にでも簡単にできる仕事なのですが、やっていて楽しいものではありませんし、そのような仕事に高い給料は支払われませんので。

 

一見してどんな職種かわからない求人

肩書きなのか職種なのか、よく分からないカタカナ表記での求人。

あえて分からなくすることで、その実体をオブラートに包んでいるケースで、ふたを開けてみると、とてつもなくハードな仕事だった、ということがあります。

 

給与の表現にも落とし穴あり

給与表現にも、さまざまなパターンがあります。

あやふやな表現になっているときは要注意、求職者に有利なケースはまず無いと思っておいたほうが良いです。

入社を決める前に、しっかりと確認することが大切ですよ。

 

月給20万円~50万円

給料の金額の幅が大きい求人広告は、わりと目にすることが多いです。

月給が20万円~50万円って、倍以上違うケースも。

一体、何?と思ってしまいますが、求人広告には「能力や職務経験から算定します」と書かれています。

このケースでは、最低額となる覚悟を持っておいたほうが良いでしょう。

 

固定給プラス歩合給

「月収100万円も夢じゃない」などと大きく打ち出された求人広告があります。

このような会社では、歩合給がメインで、固定給を極端に低くしていることがあるので注意が必要です。

なお、その会社で働いて、月収100万円は理論上は可能でも、現実的にはまず不可能な数字だと思ってください。

もちろん、成績が良くないと、お金を稼げないどころかとても厳しい処遇が待っているものです。

 

基本給に残業代を含む

「1ヶ月あたり20時間程度の残業がありますが、基本給には残業代分を織り込んでいます」という広告も見かけます。

この会社での残業は間違いなく20時間以上です。もちろん、残業代は出ません。

 

年収に賞与を含む

求人広告に書かれている年収は、1年であれば1年間、期間を通じて働き、賞与も満額、という場合があります。

期の中途で入社した人は、賞与分がゼロとなったり、もともと翌年から支給というケースもあるのです。

年収は、あくまでフルで勤務した場合の額であり、これを12で割ったものが月給にはなりませんので、ご注意ください。

 

ブラック企業の可能性大

応募のハードルが低すぎる

転職活動を行うときは、応募企業に対して「履歴書」「職務経歴書」そして「添え状」を送付し、書類選考を通過した人が面接や適性検査を受けるのが一般的です。

でも、まれに、応募のハードルが極端に低い企業があります。

上に書いた「未経験者歓迎・年齢不問・学歴不問」のように求める要件が低い場合と、応募事務を極端に簡素化している場合です。

このような会社は、離職率が高いため大量採用していたり、会社の経営がいい加減で、事務の手を抜いている場合もあるのですね。

つまり、応募のハードルが低い会社はブラック企業である可能性を疑ったほうが良いでしょう。

 

履歴書のみ郵送してください

応募者がいない不人気な業界や企業、大量退職が慢性化しているため大量採用している会社など、とにかくたくさんの人員を採用したい会社は、応募の間口を広げるため、履歴書のみでOKと謳っている場合があります。

この中には、後日、職務経歴書の提出を求める場合もあります。

 

電話でご連絡ください

書類選考などの手間をはぶくため、電話で一次選考を済ませようというケースです。

あるいは、電話口で来社を促し、実際に訪問してきた人を半ば強引に取り込むという非常に悪質なパターンもあるのです。

いずれの場合も、避けたほうがよいでしょうね。

 

まとめ

求人広告のコピーや表現には、それぞれ隠された「裏」があることをご理解いただけたと思います。これらの意図は、必ずしも全ての会社に当てはまるものではありませんが、知っておいて損はありません。

そして、転職の際には、不明点は応募企業はもちろん、複数のに必ず聞くようにし、あやふやなままで終わらせないようにすることが大切ですね。