聞き上手になるために1 興味と関心をもつ方法

 

誰でも本当は聞き上手

ほとんどの人は、ある場面になると自然と聞き上手になっています。

では、そのある場面とは何でしょうか?

 

ご家族でも、親友でも結構です。あなたの大切な人から、

「ちょっと、困ったことがおきて・・・、相談にのってくれる?」

と言われている場面を想像してみてください。

 

「え?!どうしたの?」

あなたはきっと心配になって、こう聞き返すでしょうね。そして、そこから、まさに親身になって相談に乗っていると思います。

あなたの気持ちや態度は、間違いなく聞き上手のそれです。

 

ある場面とは、相手、もしくは、出来事に対して、あなたが興味・関心をもっているときであり、そのときのあなたのしぐさが聞き上手な態度だと言えます。

家族や親友といったあなたにとって大切な人の話であれば、それがどんな内容であろうとも、まずはじっくり聞こうとしますよね。

また、さほど重きを置いていない相手であっても、話の内容が自分にとって興味のあることや、自分に何らかの影響がありそうだなと思うと、聞こうとするでしょう。

 

逆に、相手や出来事に興味・関心がなければ、話を聞こうという気持ちになれないものです。

それが知らず知らずのうちに態度に出てしまい、相手に伝わってしまう。

すると相手は、「自分の話を聞こうとしない」と話を途中でやめてしまったり、正直にホンネを話さなくなるのです。

こうなると、相手はあなたのことを、話しにくい人=苦手な人と思ってしまいます・・・。

 

以上のとおり、聞き上手になる第一歩は、興味・関心を持って聞くことと言えるのです。

 

興味・関心を持つのは難しい

どうです? 簡単でしょ?

だって、当たり前のことですから、すぐ出来るでしょ?

こう言われると、結構、カチンときますよね(笑)。

 

当たり前と言えば、当たり前なんですけど、人に興味・関心を持つって本当に難しいです。

簡単に出来ないから、皆、苦労するんですよね。

 

そもそも、興味・関心って、自分との関係性の中で、自然に湧き上がってくるものです。

「大切なことだから、興味・関心を持ちなさい」って、一方的に言われたって、自分に関係ないって思った瞬間、持てないですよね。

「それがどうしたの?別に大したことないでしょ」

「いやいや、そんなこと知ってたし」

って思ってしまう。

おまけに、人の話を真面目に聞くって、結構、疲れますからね。

相手が多弁だったら、すぐにお腹いっぱいになります・・・。

 

どうすれば、相手に興味・関心が持てるか?

「興味・関心を持って聞く」というのは、ある種のスキルだと思います。

私の知り合いに何人か、このスキルを身につけている人がいます。

中には先天的に興味・関心をすぐに持てて、人の話を聞くのが楽しくて楽しくて仕方がない、という人がいます。この人は、いくら集中して話を聞いても、全然、疲れないんだそうです。

 

また、その人のしぐさは、行動心理学の本など書かれている、まさに楽しんでいる様子がありありと見て取れるのです。

でも、他の人は皆、後天的に訓練で身につけたのであり、やっぱり、集中して聞くとどっと疲れるので、TPOに応じて使い分けると言ってますね。

 

では、どうやって身につけたか?なのですが・・・、何人かが共通して言っているのは、

「相手を観察し、把握しようという意識を持ちながら聞くこと」

と教えてもらいました。

 

自然に出てくるのを待つのではなく、自ら「興味・関心が持とう」と意識することではあるのですが、具体的には、

  • この人は、いったい何を考えているんだろう
  • こういう考えを持つようになったのは、なぜだろう

と思いをよせることなのです。

 

これが急にできなければ、相手と話をしている自分とともに、相手の内面に焦点をあて客観的に観察している自分の両面を持って接するようにすれば良いのです。

話をしている時、頭の中では、どうしても「出来事の内容」を理解しようとします。

 

それが、つまらないなと思うと、もう興味は持てません。

でも、「端から聞くと実につまらないことなのに、この人は、なんでこんなに大騒ぎしているんだろう?」と、さらに一歩踏み込んで、相手の考えや感情、背景などを理解しようとすると、焦点が出来事から人に移りますので、次々に「?」が出てきます。

すると、出来事そのものがつまらなかったとしても、さほど苦になりませんし、話している相手自身をつまらない人だなと思ったとしても、自分とは違う類の人の考え方を知るチャンスと思えるわけです。

これがまさに「興味・関心」を持つということですね。

 

客観的に観察している自分を持つのも、なかなか難しいですが、何度も試していると、出来るようになるものだと思います。

(と言いつつ、私は少ししか出来ませんし、ものすごく疲れますが・・・笑)

 

それともう一つ、教えてもらったのは、

「相手を家族や親友の友達と思うこと」

です。

家族や親友ではなく、その友達というところがミソです。

この意識を持って接すると、初対面の人でも気持ちが入りやすくなるのですね。

 

まとめ

まとめとして、聞き上手になる第一歩は、

 興味と関心を持つこと

その際は、

 相手の考え方や感情の動きに注意を向けること

ということです。

 

続いて、「興味と関心を持っていることをどうやって、相手にわかってもらうか」、その具体的な行動は、こちらをご覧ください。

聞き上手になるために2 シンプルな4つのかかわり方

 

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