話をしやすい人と話をしにくい人の違いは「傾聴力」の差

 

「話をしやすい」と感じる人と「話をしにくい」と思ってしまう人の両方がいます。

 

「話をしやすい」と感じる人が相手だと、会話は弾みますし、とても楽しい時間を過ごせます。

一方、「話をしにくい」人が相手だと、とても気まずく感じて、話を続けるのがイヤになるもの。

どちらと話をしたいか?と問われれば、言うまでもなく「話をしやすい人」ですよね。

 

とことで、あなた自身は「話をしやすい」人?それとも「話をしにくい」人?

どちらなのか自分ではわかりにくいかもしれませんが、「話をしやすい」人であるほうが、絶対的に良いですよね。

 

話をしやすい人か、しにくい人かの違いは何か?

結論を言ってしまうと、この違いは聞く力、つまり「傾聴力」の差にあると言えます。

こちらでは、

話をしにくい人の特徴

まず最初に「話しにくい人」の特徴について。

話をしていると、どうもギクシャク感じてしまい、話を続ける気力がなくなってくる。

それなりに話を聞いてくれるし、特に苦手意識を持っているわけでもないのに、どうも話をしにくいと感じる。

これが重なると、その相手と話をするのが、イヤになってくる。

 

このように「話をしにくい」と感じる人は、実は、聞く力が足りないことがあげられます。

例えば、

  • 腕組みをして、自分のほうをまともに見てくれない
  • ふんぞり返っていて、見下すような目線を送ってくる
  • 一生懸命に話をしても、相づちを打ってくれない
  • 感情的な話をしているのに、表情が変わらない
  • 返しの言葉がトンチンカン
  • こちらの話を遮って、ベラベラと自分の話をする
  • やたらと時計をみる
  • 貧乏ゆすりする
  • ・・・

などなど。

こういう態度や対応をされると、話をしようという気持ちになれなくて当たり前ですよね。

このように「話をしにくい」と感じる人は、相手に話をするのがイヤになる態度を取っています。

これが聞く力が足りないということなのです。

 

逆にイヤな相手、話を聞きたくない相手、なんだけど、ストレートに

「オマエの話など聞きたくないワ」

と言えない場合には、上に例示した態度を取ると効果的。

本当に空気が読めない奴でも、さすがに気まずくなって話を切り上げますからね。

 

話をしやすい人が持つ「傾聴力」

話をしやすい人は、聞く力を持っている人といえます。

この聞く力とは、「傾聴力」と呼ばれるものであり、文字通り、注意深く耳を傾ける力という意味です。

 

私は、はじめて「傾聴」という言葉を聞いたとき

「人の話の腰を折らず、最後までちゃんと聞くこと」

と理解していました。

とにかく、相手にしゃべらせれば良いという程度に思っていたのですが、これは大きな勘違いだったのですね。

 

「最後までちゃんと聞く」ということは、

「相手に最後までちゃんと話をしてもらう」

ということです。

 

放っておけば、相手は勝手にしゃべる、そういうものではありません。

相手が話したいことであっても、聞き方が間違っていると話をしてくれなくなります。

まして、相手が話したくないことは、しっかりと聞かないと最後まで話をしてくれません。

間違っても、上に例示した「話す気力をなくす」態度を取ってはいけないのです。

 

話をしやすい人になるということは、相手に最後までちゃんと話をしてもらえる人になるということ。

そして、そうなるためには聞く力「傾聴力」が必要であり、その技法を理解し、実行できることが重要なのです。

 

傾聴力を高めるための技法は、こちらで詳しく紹介してます。

聞き上手と呼ばれたい!傾聴力を身につけるために絶対に必要な3つのこと

聞き上手と呼ばれたい!傾聴力を身につけるために絶対に必要な3つのこと
聞き上手になる基本中の基本、それは相手に対して興味と関心を持つこと。でも、これはなかなか難しい。どうすれば興味と関心を持てるのかを紹介しています。

傾聴を理解し実行して、「話をしやすい人」を目指しましょう!

 

<おすすめの書籍>

傾聴についてもっと知りたいという方におすすめしたいのが「プロカウンセラーの聞く技術」と「プロカウンセラーの共感の技術」の2冊です。

プロカウンセラーの聞く技術」では、傾聴の基本的な技法が、「プロカウンセラーの共感の技術」では、共感の得方について、とてもわかりやすく書かれています。

ぜひ、ご一読ください!