私が行っている職場にいる「顔を見るのもイヤな奴」への対処法

どの職場にも苦手な人や、合わない人、そして、顔を見るのもイヤな奴っていますよね。

そんなイヤな奴が別の部署にいるのだったら大した問題ではありませんが、同じ部署で同じ仕事をしている、まして、席が隣だったとしたら・・・。

毎日、イヤな気持ちでいっぱいで、ささいなことでもイライラしてしまい、

「コイツさえいなければ、気分良く働けるのに・・・」

そう思ってしまいます。

 

私自身、これまで何人も「顔を見るのもイヤな奴」が職場にいました。

そいつがいるだけで、毎日、イライラ、ムカムカ、腹立たしいこと、この上なく、会社に行くのがイヤになることもありましたね。

 

ただ、そうやってストレスを溜めてばかりだと、さすがによろしくありません。

状況を何とか変えようと試行錯誤を繰り返した結果、ひとつの方法に辿り着きました。

こちらでは、私が行ってきた職場にいる「顔を見るのもイヤな奴」への対処法をご紹介します。

 

 

顔を見るのもイヤな奴の対処法

職場にいる「顔を見るのもイヤな奴」への対処法、それはズバリ、

「我慢してまでイヤな奴の相手をする必要はない」と割り切り、キョリを置く

ことです。

 

その相手をイヤだと感じる理由は、人によってさまざま。

そして、その理由が「決定的な大きなもの」の場合もあれば、いくつもの「小さなことが積み重なっている」ケースもあるはずです。

 

実はこういった「顔を見るのもイヤになった理由」自体は、あまり大した問題ではありません。

一番大きな問題が、あなた自身がそいつのことを、

「絶対にイヤだ!」

と拒否していて、あなた自身がそいつのせいでストレスを抱えてしまっている、ということです。

 

理由がどうあれ、「イヤなヤツはイヤ」。

そんなイヤなヤツのせいで、不愉快な思いをさせられるなんて理不尽もいいところですよね。

だからこそ、我慢する必要などないのです。

 

我慢してまでイヤな奴の相手をする必要はない

だからキョリを置く

これが、私が辿り着いたイヤなヤツへの対処法です。

 

 

職場での人間関係は割り切る

私自身、会社は仕事をする場所であって、仲良しグループの遊び場ではないとの考えを持っています。

職場は、気の合う仲間たちとのサークルではありません。

仕事(給料)のもと、いろんなタイプの人が集まっているのですから、合わない人や嫌いなヤツがいて当たり前で、相手が人間である以上、自分の思い通りにはならないもの。

そこは割り切らざるを得ないでしょう。

 

ただ、嫌いなヤツは嫌い、イヤなヤツはイヤ、これはどうしようもないことですから、無理に好きになろうと考えたり、イヤなヤツと付き合う必要はないと自分の中で割り切ってしまうことが大切なんです。

職場は小学校ではありませんから、「みんな仲良く、手を取り合ってがんばりましょう」なんて思う必要はありませんからね。

 

職場で大切なのは、自分がやるべき仕事をやって、求められる成果を出し続けること。

これを達成さえしていれば、職場での人間関係は割り切って良いのですから。

 

私自身は、このようにイヤなヤツのことを

「私は、あいつのことが嫌いだ。なぜならば・・・」

と、ハッキリと自覚しています。

そして、そいつのことを嫌いであること自体、何の問題もないし、嫌っていることにうしろめたさも感じないよう自分で自分に行き聞かせたのです。

すると、ものすごく気持ちがスッキリしてきて、自分自身の対応に「ブレ」がなくなったのです。

 

イヤなヤツとキョリを置く

こうやって、イヤなヤツをイヤだという自分の気持ちを素直に認められると、自ずとイヤなヤツとキョリを置くようになります。

 

このキョリとは、「接し方」です。

分かりやすく言うと、突き放した対応をするということですね。

傍から見れば、つっけんどんな対応をしているとか、対応が冷たいと思われるでしょう。

でも、そんな周囲の目線なんか気にしないことが大切!

自分の気持ちにウソをついて、不愉快な思いをしながらイヤな奴の相手をして、結果、ストレスを溜め続けていくくらいなら、「冷たい」と思われるほうが絶対マシです。

 

 

もっとも、「イヤな奴」以外の人たちとは普通に対応していましたし、困っている人がいれば、自分の仕事よりも優先して手助けをしていたので、私が冷たい態度を取っているのは、「イヤなヤツ」のことが嫌いであり、嫌いになるだけの理由があることも分かってもらえているのです。

(実際、そのイヤな奴は同僚たちからも疎んじられていましたので、皆、大なり小なり同じ思いがあるということなんでしょう)

 

ただし、イヤなヤツへの対応で気をつけていたのは、

  • 朝夕のあいさつは行う
  • 仕事においては最低限の受け答えはする

ということ。

この2つをやらないのは、職場で勤める者としては失格だと考えていたので、おろそかにはしませんでした。

 

上司には話をしておく

もうひとつ、行ったのは上司に

「あの人とは合わない」

ということを話をしておくということです。

 

個人的な人に対する好き嫌いの話をわざわざ上司にするの?

そんなレベルのこと、上司に相談なんかできないよ!

って思われたかもしれません。

 

でも、これは上司に報告しておかないと、自分がピンチになる可能性があるのです。

というのも、ほかの人たちには普通に接しているのに、特定の個人だけ突き放した対応をしているのは見逃せないと考える上司がいるからです。

そんな上司から「態度を改めるように」と言われるのはかなりのマイナス、なので上司から指摘される前に、理由はしっかりと伝えておくべきなんです。

そうすることによって、上司の理解と納得が得られます。

それと、上司に話しをしていないと、私にとってイヤなヤツが、逆に私が悪いと上司に訴える可能性もありますからね。

(大体、こんなヤツはなぜ自分が嫌われているか、自覚していませんので)

 

上司に話すときに気をつけたこと

ただ、私が上司に話をするときに、気をつけたことがあります。

それは、

  • イヤなヤツをイヤだと思う理由を、極力、客観的かつ具体的に話すこと
  • 「悪口を言っている」と思われないよう必要以上に否定的な言い方をしないこと
  • 上司に「何とかして欲しい」とお願いしないこと

です。

 

他人をイヤだと思う理由を話すときって、どうしても悪口を言い募ることになりますよね。

言う方としては、ある種の憂さ晴らしであったり、自分の正当化であったりするので、主観的・感情的に悪口を言ってしまいがち。

ですが、聞かされる方としては、決して気分が良いモノではありません。

なので、できるだけ客観的かつ具体的に事実を述べるよう、否定的な言い方をしないように気をつけたのです。

 

それともうひとつ、「何とかして欲しい」と言わないようにしたのは、それを言ってしまうと、上司はとても困るだろうと考えたからです。

(逆に上司の立場で、人間関係の問題を「何とかして欲しい」と言われても、何ともしようのないことが多いし、ハッキリ言って上司にとっては迷惑ですから)

 

私自身、重要だと考えたのは、まずは「状況を知ってもらうこと」であり、私の「キョリを置く」対応に納得してもらうこと。

なので、その後については、上司が何とかしなければならないと行動してくれればラッキーという程度に捉えたほうが良いのです。

あまり注文をつけ過ぎると、返ってこちらが悪者になってしまいますから、ね。

 

上司に話をするというのは、まあ、いい大人が告げ口をするわけですから、気が引けるところは大きいでしょうけど、言うべきことは言っておくのは本当に大切ですよ。

 

私が話した上司は、私がイヤだと思っているヤツの悪い点は把握していましたし、私がキョリを置いた対応をするといっても、肯定する人はいても、「我慢して、表面上だけでも仲良くしろ」と言った人は一人もいなかったです。

 

まともに仕事をしていれば味方が増える

職場にいる「顔を見るのもイヤなヤツ」にキョリを置いた対応をしていると、周囲の人たちから敬遠されるのではないか、という心配はあると思います。

でも、やるべき仕事をしっかりとこなして、周囲の人のサポートをしっかりと行っていれば、(そして、ネグレクトやいじめのような態度を取らない限り)、あなたが不利な立場に立たされることは決してありません。

それどころか、あなたの味方になってくれるものです。

 

あなたが「顔を見るのもイヤ」と思うヤツは、多かれ少なかれ、ほかの人に対してもイヤな思いをさせているわけです。

なので、自分が悪者になるのではと心配する必要もなければ、自分のことを「大人気ない」とか、「心が狭い」とか思う必要もないのです。

 

おわりに

職場にいる「顔を見るのもイヤな奴」への対処法は、

「我慢してまでイヤな奴の相手をする必要はない」と割り切り、キョリを置く

ことです。

 

そして、

  • 上司にはあなたの考えを伝えておくこと
  • 自分の仕事はしっかりと行い周囲のサポートもがんばる

ことが大切です。

 

こうやっていれば、あなたの気持ちはとっても楽になりますし、「イヤなヤツ」のせいで上司や周囲から阻害されることもありません。

 

とにかく、「イヤなヤツ」のせいであなたがストレスを溜め、おもしろくない毎日を過ごすことがあってはならないのです。

自分を否定することなく、心のバランスを上手に保ちながら、毎日を過ごしていきましょう!

 

では、また。