どんな会社にも、どんな部署にも、仕事ができない人って、必ず一人や二人はいますよね。
仕事ができない人を見ていると、
「なんで、やらないの?」
「なんで、できないの?」
とイライラすることってありませんか?
そんな彼・彼女らをよく”観察”してみると、ある共通する特徴が見て取れます。
それは「だらしない」というもの。
ここでは仕事ができない人に共通する「だらしない」という特徴について、思うところを記しました。
「・・・ない」という仕事ができない人の特徴
仕事ができない人は、能力の有無とは別に、考え方や行動の仕方として、以下の「ない」という特徴が見られます。
- やる気がない
- 学習しない
- 素直さがない
- メリハリがない
- 人の話を聞かない
- 何をしゃべっているか分からない
- 責任感がない
- 判断しない
- 言い訳しか言わない
- 自分の意見を言わない
これら以外にも、いくつもの「ない」はあると思いますが、仕事ができない人は、やっぱり、何かが足りないのですよね。
そして、仕事ができない人に共通していて、しかも、最大の特徴は、「だらしない」ことだと言えるでしょう。
仕事ができないだらしない人
職場の中を見回して、こんな人はいませんか?
その人は仕事ができますか?
身だしなみがだらしない
靴のひもがいつもほどけている、本当の無精ひげをはやしている、鼻毛が出ているなど、周りから見て「もうちょっとだけ気を使えばよいのに」という程度の基本的な身だしなみができていない人。
もちろん、爪は伸びて垢がたまっている、髪にはフケと油が浮いているとか、いつも皺くちゃのシャツを着ていて、襟や袖口が変色しているなど、だらしないを超えた不潔な人は論外です。
整理整頓でだらしない
デスクの上や、引き出しの中が散らかり放題、PC内のデータもぐちゃぐちゃの人。
自分の所有物なのに、どこに何があるか分からないだけでなく、人からの借り物・預かり物すら紛失してしまう人。
仕事の優先順位が付けられず、手順もなにもない人。
このように、整理整頓でだらしない人は、頭の中も整理整頓できていませんので、考え方も行動の仕方もバラバラ。
つまり、仕事ができない人と言えるのです。
時間にだらしない
時間にルーズで、遅刻が多い人。
仕事への取っ掛かりが遅かったり、長引かせたり、だらだらと過ごして時間を浪費し、残業が多い人。
お金にだらしない
経費の精算を放置する、あるいは、ごまかそうとする人。
人から借金をしても、返さない人、忘れる人。
平気で「貰いたばこ」をする人。ただ酒にありつこうとする人。
その他
お酒、食べ物、ギャンブル、異性、人付き合い、特に受けた恩を忘れる、などなど、全般的にだらしない。
全部が全部、当てはまる人はそうそういないと思いますが、仕事ができない人には、このような「だらしない」要素がいくつかありますよね。
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やるべきことは何?
仕事ができる人もだらしない?
上に書いた「だらしない」ことは、仕事ができる人にも、当てはまる部分はあるでしょう。
職場では、常にパリッとした身だしなみで、デスク周りはキレイにしており、時間には几帳面で、仕事はバリバリこなしている。
だけど、休日、家に居るときは、よれよれのパジャマ姿でだらけていて、自室は散らかし放題で、家族から「だらしない!」と小言を言われている人。
こういう人って、結構いると思うんですよね。
では、この人と仕事が出来ない人と何が違うかと言えば、簡単に言ってしまえば
「オンオフの切り替えができているかどうか?」
だと言えるでしょう。
仕事ができる人は、家ではどれだけだらしないとしても、会社では「やらなければならないときは、ちゃんとやる」人なのでしょう。
(家族からすれば、「家でもちゃんとしてよ」と思うでしょうけど)
仕事ができない人のだらしないとは
仕事ができない人、つまり、「だらしない」人は、「やるべきことをやらない」人のことです。
ですが、仕事ができない人は、悲しいことにそもそも、やらなければならないことが分かっておらず、何をやったらダメなのかも分かっていないのではないか?とも言えるでしょう。
当たり前の感覚を持っていれば、やる・やらないを含めて自分の言動が人からどう思われるのかとか、どんな影響があるのかを考えれば、上述のような「だらしない」行動を、年がら年中取るはずがありません。
にも関わらず、いつでも「だらしない」行動をずーっと続いているということは、それらがダメなことだと分かっていないからとしか、考えられないんですよね。
思うに、「だらしない」人というのは、その根っこの要素として、「多くのことが自分の中だけで完結し、本能的に楽な方に流れるのとともに、その良し悪しを考えられない」のではないか、と。
だから、ある分野で突出した天才でない限り、仕事をしていて「できない人」となってしまうのでしょう。
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「仕事が出来る人」なら必ず身につけている3つの普遍的要素を紹介しています。
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まとめ
以上、短絡的過ぎる気もしますが、「だらしない」人は、だらしない人になる要素を根っこに持っていて、それが行動として表面化している人ではないか、と。
そして、それが仕事においても出てしまい、結果、「仕事ができない人」となるのだと考えます。
逆に言えば、「だらしない」行動を取らないよう努力していけば、根っこにある要素も変わってきて、やがて、仕事ができる人に変われるのかもしれません。
そして、どんな人でも、自分はだらしないことをしていないか、チェックすることが大切だと言えるでしょう。
このところ、自分自身を「だらしないなぁ」と思うことが多かったので、自戒の意味を込めて書きました。
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それでは、また。