仕事のスタイルをつくる
人によって時期は異なると思いますが、概して30代中盤以降になると、考え方や行動の仕方が固まってきます。
自分のスタイルが出来上がると言うことです。
こうやって出来上がった自分のスタイルは、自分自身の生き様と呼ぶべきもので、よっぽどのことがない限り変わりません。
よっぽどのこととは、大きな環境変化と呼べるもので、これを乗り切ることが「適応」という進化であり、もし耐えられないと心身を壊してしまいます。
が、この大きな環境変化に耐えられるかどうかは、そのときまでに出来上がった自分のスタイル如何によるのです。
仕事においても、本人の意思に関わらず大きな環境変化は必ず起きます。
その際、どのようなスタイルを身につけていたら、環境変化に耐えられるのか?
経験や能力などといった要素を除き、「思考・行動」から見ると、大きく、
- 考える習慣がある
- 目的を外さない
- 考えを行動に移す
の3つの要素が実践できていることと考えます。
このうち、1つでも決定的に不足していると確実に残念なことになる、と言ってよいでしょう。
ビジネスパーソンとして、生き延びていくために重要な3つの要素について記します。
考える習慣
「与えられた仕事を決められたとおりに行う」、組織にいる以上、これはやらなければなりません。
しかし、ただ漫然と作業をこなすだけだと、その仕事に対する姿勢が徐々に体に染み付いていきます。
言われたことを言われたとおりにしかできない人になってしまうのです。
結果、同じようなことしかできず、少し異なることをやれと言われても手が付けられない、場合によってはパニックに陥ってしまうような人になってしまいます。
世間でいう「仕事のできない人」の典型ですね。
こうならないために大切なのが、考えながら仕事をするということ。
- この仕事の目的は何か?
- 目標とするものは何か?
- なぜ、このやり方なのか?
- 他のやり方はないのか?
- どうすれば、より良い結果が出せるか?
- どうすれば、楽にできるか?
・・・・
同じ仕事をやるにしても、このように考えながらだと、全く違ったものが見えてきます。もちろん、思考の幅も広がります。
そして、考えたことを実行できたなら、もはや従来と同じ仕事ではなくなっているのです。
このように考える習慣を身につけると、自分から変化を作り出すことができ、大きな変化にも対処できるようになるのです。
「仕事ができない人には絶対にならない!」という方におすすめの記事です。
あなたの会社に必ずいる「仕事ができない人」。そんなダメ社員にならないために気をつけるべきポイントをご紹介しています。
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目的を外さない
何のためにやっているのか?
これを理解していないと、手段の目的化が起きます。
仕事そのものをこなすことが目的となり、仕事の意味などはそっちのけ、成果に対する興味もやり方の工夫もなく、喜びも感じず、ただひたすら時間が経過するの待ち続ける。
やっていて、つまらないですね。
そして、目的を持たずに仕事をすることの最大の問題は、仕事をやらないための理由探しが始まることにあります。
意味が分からずに、ただやらされ感だけが募っていくと、仕事そのものをやりたくないという気持ちが強くなります。
すると、どうすればやらなくて済むのかを考え始めるのです。
やっても意味がないとか、こんな問題が起きる、ムダ、・・・。
仕事に対する姿勢は、常に後ろ向きになります。
これが高じると、「自分が職場に行って仕事をすること自体、意味がない」と的外れな解釈をし、最悪、出社しなくなることもあるのです。
逆に、常に仕事の目的を捉えていれば、そこから派生するものは、いくらでも見つけられます。
それを考え、実行していくことはとてもおもしろく、まさに仕事と呼ぶにふさわしいものと言えるでしょう。
考えを行動に移す
これは言うまでもありませんね。
いくら考えても実行しなければ何にもなりません。
どれだけ良いことを言っても口先だけで行動が伴わない人は信用されません。むしろ、いないほうがマシと思われるかも。
やるべきことはやる。本当に大切です。
あなた自身が「働かないおじさん」にならないためにどうすべきかはこちらの記事をご覧ください。
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まとめ
仕事のスタイルには、それぞれの個性があり、また、業界や職種によって異なる点も多々あるでしょう。
それでも、
- 考える習慣がある
- 目的を外さない
- 考えを行動に移す
の3つの要素は、どんな場合にも共通して当てはまることです。
そして、この3つの要素こそが、仕事ができる人なら絶対に身につけているスタイルなのです!
自分の仕事のスタイルを作り上げるうえで、是非、意識して取り込んでいただければ幸いです。
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では、また。