前回の続きである「他の人に頼る」について記します。
仕事でテンパる原因とその対処
テンパったり、あせったりする原因は、
- 途中でサボった
- 「行動力」も含めて、自分の能力以上の計画を立てていた
- 計画段階で何らかの手順がもれていた
- 計画段階での時間の読みが甘かった
- 横やり(邪魔者、他の仕事)が入った
のいずれかだと言えるでしょう。
1.は、困ったものですが、まあ、仕方ないですね。
「自分はきっとサボるだろう」と思うのであれば、それを初めから織り込むようにすべきでしょう。
2.は・・・、テンパるのはなぜ?云々を考える前に、自力を上げる努力が必要です。
そして、3~5ですが、これは往々にして起きてしまいます。
特に初めてトライする案件では、自分がイメージできる範囲を超えることのほうが多いものです。
そして、時間が経過すると、それろともに状況が変わって、やるべきことも変わる、と言うこともザラにあります。
3の手順もれ、4の読み違い、これらが分かったときは、修正の効く範囲で修正するしかありません。
その際、必ず何かをあきらめなければならない、つまり優先順位をつけなければならないわけですが、これをテキパキと決められないと、さらに墓穴を掘ることになります。
手順もれと読み違いを防ぐには
さて、手順もれや読み違いといった状況を未然に防ぐ最も有効な方法は、直属の上司を巻き込むことです。
事前に計画を見せ、チェック・修正してもらうことで、上司に“気持ちの上”で仕事をシェアしてもらいましょう。
業務開始後、ポイントごとの報告をマメに行い、修正指示や業務遅延などのアドバイスをもらいましょう。
うまくいけば、荷が重い調整などを、代わりにやってくれるかもしれませんから。
そのためには、普段から上司と良い関係を作っておくことが大切です。
そして、上司からの業務指示は「細かいことや面倒くさいことばっかり言って仕事がふえるだけ」などとネガティブに捉えず、自分の仕事の品質を上げてくれるものと前向きにとらえる気持ちが必要なのです。
横やりを防ぐには
5.横やり(邪魔者、他の仕事)は、上司を含めた他の人に甘えるか、断り上手になるかです。
邪魔者
まず、邪魔者が発生した場合ですが、いろいろな状況はあるでしょうけど、ハッキリしているのは、案件を潰しにかかっている、足を引っ張りにきている人がいる、ということです。
即時、上司に報告すべきです。
案件の担当はあなたですが、案件自体はあなたの組織の仕事です。
実際の対応をあなたがやることになるとしても、まずは組織問題として上司等とシェアし、組織として対応する、その体制を取るようにしましょう。
妨害しようとしている奴らと個人でまともにやり合っても、疲れるだけですからね。
他の仕事
他の仕事とは、他人から作業レベルの雑務を依頼され、それらが集中してしまうケースが大半です。
(重い仕事であれば、それは「他の仕事扱い」とはならないので)
すぐに完了できるものは、その場で片付ければ良いのですが・・・、そうも行かないときも多々あります。
その際は、「今、かくかくしかじかで手一杯。なので、それが終わってからでも良いか?」と時間がかかる旨を伝えましょう。
まずは一旦は受ける姿勢を示し、やりたいけど時間が・・・、と切り返すのです。間違っても嫌な顔はせずに、うまく断りましょう。
これで仕事の交通整理がうまくできますよね。
それでも手元に仕事が溜まってしまった時は、早めに依頼者に差し戻すか、近くの甘えられる人にお願いしてみることです。
場合によっては、自身がメインで担っている仕事をお願いするのもあり、ですね。
もちろん、お願いする相手を間違えず、相手の仕事状況を考慮するのは当然ですが、本当に困っていることを真摯に伝えると、「じゃあ、これは貸しね」とか、「今度、生ビール一杯ね」とか言いながら受けてもらえるものです。
もちろん、普段から、その人が困っていそうな時は、自ら手伝いを申し出ていることが前提ですよ。
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まとめ
仕事でテンパらない、そのためには、
- あらかじめ成功と捉える範囲を広く持つ
- 上司を巻き込む
- 同僚からの依頼を断る
- 同僚に依頼する
ことと記してきました。
これらは、テンパる・テンパらないに関わらず、仕事を円滑に進める上で、とても重要なことです。
特に、上司や同僚との関係は、本当に大切なことだといえるでしょうね。
では、また。