新入社員へのアドバイス:職場に配属されたら絶対にやるべき7つのこと

 

新入社員の皆さんへ

就職、おめでとうございます!

いよいよ本格的な社会人生活が始まります。

大変だった就職戦線を乗り越えて、ようやっと手にした今の職場、ぜひとも良いスタートを切っていただきたいと願っています。

そのためにも、職場に配属されたら、これから記すアドバイスを頭にいれ、行動されることをおすすめします。

新入社員研修でのアドバイス

新入社員研修は、座学、ロールプレイ、ゲーム感覚での共同作業、テスト、現場実習、・・・などなど、会社によって、様々なプログラムで実施されます。

また、研修期間も、1日だけのところがあれば、長いところは1ヶ月かそれ以上、みっちりと行われます。

中には、2週間程度実施したあと各々職場に着任して、1ヵ月後に再度、集合して研修を受ける会社もありますね。

 

研修日誌の重要性

新入社員研修は、真剣に取り組くんでください。

会社員として、ベースとなるさまざまなことを集中して学べる絶好の機会です。

座学では、眠たくなることもあるでしょうけど、がんばりましょう。

そして、その中でも強くアドバイスしたいことは、

「研修日誌」は、全力で書く

ということです。

 

毎日、研修が終わった後は疲れていますし、同期仲間と飲みに行くこともあるでしょう。

そんなときは、研修日誌をついつい手を抜きたくなるものですが、それでも頑張って書き上げましょう。

 

この「研修日誌」は、人事部のチェックが入り、今後のあなたの人事データとして残されていきます。

あなたの人事部における評価物でもありますが、それ以上に配属先の上司の手元に届けられ、チェックされるものでもあるのです。

上司は、この日誌を読んで、あなたがどんな態度で新入社員研修を受けてきたか、何を学んだかを知るとともに、あなたの人となりや適性の分析を始めます。

 

「研修日誌」に書かれた内容が、ふざけたものや明らかに手を抜いたものであれば、研修そのものを適当に受けていたと上司は捉えます。

そして、着任前のあなたに対して、「適当な奴」と色眼鏡で見てしまうのです。

もったいないですよね、こうなると・・・。

 

「研修日誌」を書くことも大切な仕事です。

受講した研修のポイントを適切に述べ、それに対する感想や建設的な意見、自分はこうしたい・こう取り組むといった自身の意欲を、きっちりと書ききるようにしてください。

 

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新入社員が職場に配属されたら絶対にやるべきこと

研修が終わって職場に配属されたら、新入社員が絶対にやるべき最も重要なこと、それは、職場に溶け込むことです。

特に職場の同僚となる先輩方に、気に入ってもらうことは、本当に大切ですよ。

 

上司(管理職)対応ももちろん大切ですが、それ以上に職場の諸先輩に気に入ってもらえるかどうかが、あなたの会社員人生を左右するといっても過言ではありません。

新入社員であるあなたに直接仕事を教えてくれて、会社生活での面倒を見てくれて、トラブルなどの問題が起きたときに尻拭いをしてくれるのは、職場の先輩たちです。

そして、当面の評価も、実際に行うのは、あなたの指導係(教育係)となった先輩だと思って間違いないです。

*上司が、新入社員であるあなたに直接業務指導することはまずないでしょうけれど、あなたの働き振り(ビジネスパーソンとしての資質や意欲)は、日々、指導係からヒアリングしているのです。

 

このように、新入社員の間、ありとあらゆる面でお世話になるは先輩方です。

この先輩方に気に入っていただくために、以下の7つの項目を必ず実行してください。

 

顔と名前と役職を覚える

あなたが配属となった組織のメンバーの顔と名前と役職は、すぐに覚えましょう。

特に、課や係など、所属する最小単位の組織メンバーである先輩については、着任日の午前中に覚えきることです。

その際、「さん付け」で呼ぶのか、「役職」で呼ぶのかも確認しておきましょう。

 

担当業務の名称を覚える

最小単位のメンバーが担当している仕事、例えば、営業一区担当とか、法人営業担当、経理事務担当といった担当している業務の名称も、なるべく早く覚えましょう

具体的な仕事の内容は、おいおい理解していけば大丈夫ですので、まずは誰がどの業務の担当なのかだけは、初日に覚えるのです。

なお、上の2つは、気の利いた会社や部署であれば、座席表や業務分担表など、ペーパーで渡してもらえます。

 

言動は控えめに

採用面接では、自分を売り込むために、様々な話をしてきましたよね?

面接官から「学生時代、何に力を入れてきましたか?」と問われたとき、

「私は、○○サークルの部長を務めていました。自身のリーダーシップを発揮して、100名以上の部員をひとつにまとめ上げ、いくつもの困難を自ら乗り越えてきました」

などと、少々、オーバーに、あるいは、自慢げに答えていませんでしたか?

入社した後、職場の先輩に向かって同じことを言ったら、彼・彼女らがどんな反応をするか・・・、簡単に想像できますよね。

 

言動は控えめにし、絶対に生意気なことは言わないよう、くれぐれも気をつけてください。

*特に上の言葉のどこが問題なのかわからない方は、口数を少なめにされることをおすすめします。

 

また、大卒・院卒の方は、学校に関する話も控えめにしたほうが無難です。

学歴や出身大学は、かなりナーバスな話題であり、あなたに他意がなくても曲解されて、色眼鏡で見られてしまうリスクが一番高いテーマですので。

 

宴会(歓迎会)では礼儀正しく

最近は、やらない職場も増えてきましたが、新入社員の歓迎会を催してもらったら、できるだけ以下のアドバイスに注意してください。

  • あいさつは短く、控えめに
  • 配膳・取り分けは率先してやる(「今日は主賓だからやらなくてもいいよ」と言われてもやる)
  • 自分から、お酒を注いで廻る
  • お酒を注ぐときも、注がれるときも、両手で行う
  • 注がれるときは、右手でグラス(お猪口)を持ち、左手を底に添える
  • 注がれたら、必ず一口以上飲んでから、グラスをテーブルに置き、注ぎ返す
  • 乾杯でグラスを合わせるときは、両手で持ち、相手のグラスよりも低い位置で合わせる
  • よほどでない限り、お酌を断らない。ただし、自分の限界を越えたときや、体質的にお酒がNGの場合は、その旨を伝え、「不調法で申し訳ありません」などと一言添える

*歓迎会では、たくさんのお酒を飲むことになるでしょう。

 

お酒に強い人でも、水をたくさん飲みながら、また、トイレで自発的に「調整」しながら、耐え忍んでください。

無理せざるをえないでしょうけど、絶対に無理しすぎないように。

 

それと大事なことは、酔いつぶれないことです。

組織内では、「無礼講」という飲み会は存在しません。

「無礼講」という言葉が出た時点で、「無礼講」ではないのです。酔いつぶれて醜態をさらさないこと、まして、上司・先輩に絡むなどもってのほかですよ。

 

お礼は必ず三度言う

歓迎会は当然ですが、日常においても、上司や先輩からごちそうになったときは、3回、お礼を言いましょう。

食べ終わったとき、「ありがとうございました。ごちそうさまでした」

別れ際に、「今日はありがとうございました。ごちそうさまでした」

そして翌朝、「昨夜はありがとうございました。楽しかったです」

 

特に公式の歓迎会では、翌朝、必ず相手のデスクのところまで行き、できるだけ一人ひとりに、しっかりとお礼をのべることです。

社会人の礼儀として、これが出来る・出来ないが、大きな差になっていきます。

新入社員時代に限らず、継続してください。

 

??

なんで三回もお礼を言わなきゃならないの?

しかも、わざわざ、席に近寄ってお礼を言う?

おかしいんじゃないの?

このように思われた方もいらっしゃるでしょう。

 

たしかに、やり過ぎかもしれません。

でも、飲み会に限らず、お世話になったら、しっかりとお礼を言うことは本当に大切なんです。

これが出来ない人は、結局、「だらしない人」「自尊心だけが高い人」「恩義が分からない人」=「仕事ができない人」との烙印を押されます。

新入社員の間は、やり過ぎなくらい礼儀正しくすべきです。

 

 

人となりと人間関係を知る

上司や同じ組織メンバー(課単位)の人となりはもちろん、同じセクション(部単位)や、仕事で関係ある人たちの人となりを把握しましょう。

特に「取り扱い注意」のクセのある人がいるかもしれませんので、早めに知っておくべきですね。

 

誰がどんな人かは、指導係の先輩に教えてもらうのが一番です。

また、派閥とまではいかなくても、人間同士、仲の良し悪しは必ずあります。誰と誰がどういう関係なのか、知っておくことも大切です。

特に直属の上司については、可能であれば、どんな人間関係を持っているかと、過去のいきさつまで把握できるとよいですね。

 

このあたりも、指導係の先輩に聞くと良いのですが、もし、なかなか話してくれなければ、一緒にお酒を飲んでいるときに、さりげなく聞くとよいでしょう。

人となりと人間関係を知ることで大切なのは、それによって、あなたがどう立ち振る舞うかの判断材料にすることです。

 

会社という組織の中には、いたるところに地雷が埋まっています。特に人間関係における地雷は強烈です。

なので、それを踏まないためだとご理解ください。

(決して、噂話のネタを増やすためではありませんよ)

 

率先して雑用する

新入社員時代は、指示されたことは当然ですが、誰かが何かの雑用をしていたら、できるだけ手伝いましょう。

また、空き時間があるときは、先輩たちに「何か手伝いましょうか?」と声をかけるようにしましょう。

 

雑用を率先することこそ、組織に溶け込み、認められる最も重要な行動なのです。

仕事ができる人の中には、率先して雑用ができる人が多いのは事実です。

逆に仕事ができない人に限って雑用を嫌がり、結果、いくつになっても雑用みたいな仕事しかさせてもらえないのです

 

仕事に対する心構えが出来てることに加え、雑用を通じて自分が担当していない仕事を学ぶ機会が得られるので、成長のスピードが速まるからですね。

もちろん、上司や先輩からの評価が高まるのは言うまでもありません。

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新入社員に絶対おすすめのビジネス本2選

「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方

この本には、 部下と言う立場で、仕事や上司とどのように関わるべきかが書かれています。

項目は51もありますので、すべてを実践するのは難しいし、中には受け入れられない項目があるかもしれません。

でも、迷ったり悩んだときに、この本をパラパラっとめくると、ヒントになるようなことがきっと書かれているはずです。

ぜひ、入手し、一読されることをおすすめします。

 

見てすぐできる! 「大人の作法」早引き便利帳

そして、絶対おすすめのもう一冊がこちら。

さまざまな「大人の作法」がわかりやすく記されています。

ここに書かれている内容を知っていると、間違いなく「できる奴」と一目置かれる存在になれます

 

新入社員でもチェックすべき転職サイト

入社したばかりの方に転職サイトをすすめるとは・・・と疑問を持たれたかもしれませんが、新入社員ならばこそ、ぜひ、チェックしていただきたいのがこちらのサイトです。

自分の市場価値が分かるサイト

今の自分の市場価値がわかるサイトです。

ご自身のスペックに対して、もらう給与が高いのか安いのか、もし、転職したらどれくらいの給与がもらえるかがすぐに分かるサイトです。

  自分の年収をチェックする →  MIIDAS(ミーダス)

 

おわりに

社会人デビューしたあなたは、仕事とはどんなことか、職場とはどんなところかと、期待と不安を持っていることでしょう。

一方、あなたの上司や職場の先輩諸氏は、

「今度の新入社員は、どんな人が来るのだろうか」

と、期待と興味をもって待っています。

 

そして、あなたが早く組織に溶け込み、少しでも仕事をこなせるようになってもらうため、貴重な時間と労力を割いてくれるのです。

仕事を一人前に出来るようになるには、相当の時間が必要でしょうけど、新入社員が組織に溶け込むのには、さほど時間は必要ありません。

是非、上記のことを実行し、より良い社会人生活のスタートをきっていただければと思います。

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では、また。