PDCAで仕事が増え過ぎたら逆PDCAで仕事を減らそう

 

PDCAはご存じでしょうけど、逆PDCAって何かわかりますでしょうか?

 

PDCAは、プラスの成果を得るために、現状をチェックして、新たな手立てを講じて、それらを積み上げていくといいったもの。

PDCA自体は、とても重要な手法ではありますが、そのアプローチの仕方から、仕事量が増えていく・複雑化していく傾向があり、プラスの結果は得られたものの、それに費やした労力や時間を考えると、非効率になっていた、なんてケースがありがちなんですよね。

 

逆PDCAはまさにPDCAの逆。

アプローチの方法は、今行っている手立てのうち、何をどれだけ減らすと、どこまで成果が下がるかを試すという発想です。

 

仕事の省力化というメリットと、仕事のアウトプットの低下を天秤にかけて、バランスの良いポイントを探るというものです。

やっていることはPDCAそのものなので、わざわざ逆PDCAと呼ぶ必要はないのですが・・・。

 

逆PDCAのアプローチ

逆PDCAの具体例です。

ルートセールスの仕事を担当しているとして、あまり売り上げのないお得意さまでも、日参することがルール化されているとします。

従来であれば、売り上げを伸ばすためにどうするかという視点でPDCAに取り組んでいたと思います。

 

逆PDCAでは、できるだけ売り上げを落とさずに、手間を少なくする方法を考え、実行する、というアプローチをとります。

ここで、ぱっと思い浮かぶ方法は、訪問回数を減らすことですよね。

ただ、いきなり行かなくなったら、どんなしっぺ返しがあるか分かりません。

 

なので、

  • 「週5回を4回に減らしたら、どうなるだろうか?」をベースに、
  • 「行かない日には電話を入れる」ところからスタートして、
  • 相手の反応を見ながら訪問回数と電話の頻度を下げていく

などといったことを考え、実行するのです。

ここでのゴールは、最大で「受注日以外は訪問しない」となるかもしれません。

 

一方、最大リスクは、

「人のことを蔑ろにしやがって!お前じゃ話にならん、上司を連れて来い!」

とゴネまくられて、収拾に大きなエネルギーを使ったあげく取引中止、さらには、その他のお得意様の評判も落とすという事態でしょうか。

こういった両極端を想定しつつですが、どこまでやったらどうなるかを、考え実行していくということです。

 

自分のアイデアを現実化する

「その程度のことは、当たり前にやっているよ」と言う方、たくさんいると思います。

一方で、「分かっているんだけど、できないんだよ」と言う方も。

そのような方、もし、以下のことをやっていなければ、ぜひトライしてみてください。

  • 同僚の理解と協力を得る
  • 上司の承認を得る

この2つは、自分のアイデアを現実化するのに必要不可欠なことだと思いますので。

 

同僚の理解と協力を得る

とにかく、一人でやろうとしないことです。

同僚で同じような仕事をしている人、あるいは、自分の仕事に関連のある業務を担当している人は、必ずいますよね。

もし、これまでと違ったことを突然、黙ってやり始めると、同僚は「何を勝手なことをやってるんだ」となります。

やっていることの良し悪し関係なく、「勝手な行動」として非難されるのです。

でも、「かくかくしかじかで、こんなことをやろうと思っている」と事前に相談すれば、「この部分は、こう変えたほうがいいよ」などのアドバイスをもらえるでしょうし、「お、いいね。じゃあ、俺もやってみよう」と仲間になってくれるでしょう。

独断で行わず、周囲を巻き込むことが大切なのです。

 

上司の承認を得ること

こちらも重要、というか、必須ですね。

仕事である以上、上司の承認は絶対必要ですから。

そして、実務面において、マネジメントする立場でなければ分からない事情というのが往々にしてあります。

上司に相談することで、これらを知り、取り込み、知恵を借り、協力者になってもらうことが大切です。

 

会社のルールを変えること

ダメだしされたとき

自分で考えてやろうとしていることが、上司や同僚から、全然ダメと言われるかもしれません。

やろうとしていたことが、本当にベターかどうか、もしかしたらトンチンカンなことだったかもしれないですから。

そのときは、何がどうダメなのかを教えてもらい、それをクリアする手立てを考えることが大切です。

そして、場合によっては全面撤退もありだと思います。

いずれにせよ、否定されたと腐るのではなく、冷静に対処することが肝心です。

 

自分がルールを変える

一方、上記のステップを踏んで、「よし、やろう!」となったとき、それがどんなに小さなことであっても、組織として仕事のやり方を変えることとなります。

自分の仕事を変えることで、会社のルールを変えることになるわけです。

こうなると、本当に楽しいです。仕事冥利に尽きますね。

このように、「積み」の仕事を始めるだけでなく、従来の仕事を「省く」こと、つまり、これまでつまらないと感じていた仕事を省力化することでも、能動的になれるのです。

もちろん、従来からのルールを変えるわけですから、大変な労力は必要でしょう。

でも、その分以上のやりがいがあると思います。

身の回りの仕事を、一度、見直してみてはいかがでしょうか。

 

ではまた。