内面が外面に出る8つのポイント
人間の内面を言い表す言葉で「うまく表現しているなぁ」と感心したものがあります。
それは、以下の8つ。
- 性格は顔に出る
- 生活は体型に出る
- 本音は仕草に出る
- 感情は声に出る
- センスは服に出る
- 美意識は爪に出る
- 清潔感は髪に出る
- 落ち着きのなさは足に出る
これ、どうですか?
当たっていると思いません?
私は、はじめてこれらの言葉を知ったとき、自分自身を振り返ってみて、そして、周囲にいる人がどうかを思い浮かべました。
そして、「当たってるなぁ」って思うとともに、「こわいなぁ、気をつけなきゃ・・・」と8つのポイントを意識するようになりました。
自分の顔に責任を持て
アメリカの元大統領リンカーンの有名な言葉に
「男は40歳を過ぎたら、自分の顔に責任を持て」
というのがあります。
リンカーンが閣僚を選ぶとき、ある人物が閣僚候補として推薦されました。
彼は大変有能な人物であり、推薦人は「是非に!」との強い思いがあったのですが、リンカーンは、その人物の名前を聞いたとたん、即座に拒否したとか。
理由は一言、「俺はあの男の顔が嫌いなんだ」と。
推薦人は納得がいかず、
「彼があのような顔なのは、彼自身の責任ではない!」
と食い下がったのです。
しかし、そのときにリンカーンが発したのが、
「男は40歳を過ぎたら、自分の顔に責任を持て」
という言葉だったのです。
リンカーンが言いたかったこと
リンカーンっていうと、たいへんな博愛主義者ってイメージがありますよね。
そんな彼が、「顔」だけで人物評価をしたとは、まして、「顔が嫌い」だからイヤだといったとは、ちょっと信じられない話です。
でも、リンカーンが言いたかったのは、その人の内面にある人間性は表に出てくる、ということだったのです。
人の内面は顔に出てくる
一言で性格と言ってもいろいろな種類がありますし、誰でも複数の性格を持ち合わせているもの。
ですから、すべての性格が特徴的に顔に出る、というものではありません。
それでも、内面にある本質的な人間性は、歳を重ねるごとに顔に出てくるといえるのではないでしょうか。
どのような人生を歩んできたのか、日々の場面場面で何を考え、どう行動してきたか、それらの積み重ねによって人の内面で育まれてきたものが、歳を重ねるごとに「顔」に滲み出てくる、ということです。
思いやりのある人は、やさしい顔に。
明るく前向きの人は、ほがらかな顔に。
意思の強い人は、しっかりとした顔に。
性根の悪い人は、悪人顔に。
顔はその人の生き様によって作られていくものであり、40歳を過ぎるころには、内面がしっかりと顔に表れてくる。
これをリンカーンは言いたかったのです。
リンカーンは、「男は40歳を過ぎたら、自分の顔に責任を持て」と男性限定の物言いをしましたが、これは女性にも十分あてはまるといえるでしょう。
歳をとってからも顔は変わっていく
では、「40歳を超えると、もう顔は変わらないのか?」というと、そんなことはないと思います。
歳はとっていても、その人が置かれている状況が変われば、顔つきだって変わることは、いくらでもありますからね。
厳しいビジネスの最前線で毎日、必死になって働いていた人は、鬼のような面相をしているでしょうけれど、引退が決まったとたんに好々爺のような優しい面持ちになる。
毎日、ダラダラと過ごして腑抜けのような顔をしていた人が、生きがいを見つけて頑張り出したとたん、イキイキとした精悍な顔つきになる。
こういうふうに、歳をとっていても顔つきが変化する人は、たくさんいますよね。
ですから、今現在のその人の内面そのものが、もっとも強く顔に出ているとも言えるでしょう。
つまり、自分で自分の心の持ちようを変えることができれば、自分で自分の「顔」を変えることもできるはずなのです。
まとめ
今の自分の顔は、これまでの自分の生き様と心の持ちようの積み重ねであり、自分が作ってきた顔です。
自分の顔に責任を持つということは、それがどのようなものであっても、産んでくれた「親のおかげ・せい」ではなく、自分自身の行いの結果であるということです。
そして、今現在の自分の顔は、今の内面がもっとも強く表に出ているもの。
鏡を見たときに、イヤ~な顔が映っていれば、まずは自分の気持ちをチェックしてみましょう。
内面が荒んでいたり、悪いことを考えているかもしれませんから。
そして、上にも記した内面が外に表れる8つのポイント
- 性格は顔に出る
- 生活は体型に出る
- 本音は仕草に出る
- 感情は声に出る
- センスは服に出る
- 美意識は爪に出る
- 清潔感は髪に出る
- 落ち着きのなさは足に出る
も、しっかりとチェックしましょう。
3から8は、内面のバロメーターですので、どれも意識していれば変えられるもの。
良いものは出し、悪いものは出さないようにしたいですよね。
ただし・・・、2番目の「体型」だけは、急に何とかできるものではないですが・・・。
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では、また。