上司に「いいですよ」と答えるのはNG?
仕事をしていると、業務指示を出した上司に対して部下が「いいですよ」と言っているのを聞くことがあります。
「いいですよ」は、日常会話ではもちろん、仕事中の会話でも頻繁に使われる言葉ですので、普段はあまり気にはなりません。
でも、明らかに上司が部下に業務上の指示・命令をしているのに、それに対する部下の返答が「いいですよ」と言うのは・・・、どうも聞こえがよろしくないのですよね。
しかし、言葉の持つニュアンスには、「やってあげる」という意味が含まれていますし、答えた本人も間違いなく「やってあげる」という意識があるから、このような答え方になっているのでしょう。
上司によっては、この意識を敏感に感じ取り、不愉快に思う人もいますので、少なくとも仕事のうえでの指示命令に対して、「いいですよ」と答えるべきではありません。
「分かりました」「了解しました」もNGワード
「分かりました」「了解しました」も、仕事の上で上司に対して使う言葉としては、実はあまりよろしくない言葉なのです。
この2つの言葉は、「あんたが言いたいことはわかった」とともに「あんたが言ってることを許可してやる」というニュアンスを持っています。
いわば、上から目線の言葉なのです。
なので、目下である部下が、目上である上司に使うNG、となってしまうのです。
ただ、とは言いながら、「分かりました」「了解しました」は、ビジネスシーンで、日常的に使われていますし、「了解しました」は、むしろ丁寧な言い回しとされています。
なので、厳密にはNGだということを頭の片隅に置きつつ、使用すると良いでしょう。
「分かりました」「了解しました」のかわりに
では、「分かりました」「了解しました」を使わないとしたら、かわりにどう答えれば良いでしょうか?
おすすめは、「承知しました」。
また、「うけたまわりました」「かしこまりました」と言う言葉も良いですね。
出来るビジネスパーソンなら、この3つの言い回しをちゃんと使いこなせるようになりたいですね。
まあ、言いにくい言葉ですので、慣れが必要ですし、はじめのうちは照れくさいものがあるでしょう。
でも、「かしこまりました」って言われた上司は、満更でもない顔をするはずですよ。
それと、仲の良い上司には、冗談半分で「御意」と答えてみるのもよろしいか、と。
それなりに受けると思いますよ(笑)。
会社の中では「あいさつ」はとっても大切
できるビジネスパーソンとして身につけるべきあいさつの基本が分かります。
では、また。