退職金の運用の基本は「卵は一つのカゴに盛るな」

 

私は会社の早期退職優遇制度に応募して、55歳の年度末に退職しました。

その際には、通常の会社都合による「退職一時金」とあわせ、早期退職に伴う積み増し退職金を受け取ることができたのです。

私としては、これまで手にしたことのない大金を一気に手にしたので、ものすごくお金持ちになった気分でしたね。

だからといって、このお金を好き放題に使うわけにはいきません。何といってもこれからの生活の基盤になるお金ですから。

 

「退職金、どうやって運用しようか?」と、本当に悩んだのですが、私が行ったのは

安全な預け先を中心に分散させる

こと。

いわゆる「卵は一つのカゴに盛るな」というやつです。

 

卵は一つのカゴに盛るな

 

お金を運用する際に、「卵は一つのカゴに盛るな」という格言があります。

 

卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落とした場合には、全部の卵が割れるかもしれず、また、たくさんの卵を盛りすぎると、その重さで下のほうの卵が割れるかもしれません。

 

しかし、卵を複数のカゴに分けて盛っておけば、万一、一つのカゴを落としてしまい、卵が割れて駄目になったとしても他のカゴの卵は無事に残っているし、盛りすぎることがなくなるので卵の重みで下の卵が割れることもないというものです。

 

お金を運用するのであれば、特定のものだけに集中して投資をせずに、複数に分けることでリスクを分散させましょう、という教えですね。

 

お金は大切なもの。

特に退職金は、老後の生活の支えとなるお金ですから、やはりリスクは小さいに越したことがありません。

なので退職金は(面倒でも)、いろいろな形で運用すべきである、ということなのです。

 

退職金の運用先

では、お金の運用先として、どのようなものがあるでしょうか?

パッと思い浮かぶものとして、

  • 預貯金
  • 保険
  • その他の金融商品
  • 金・プラチナ
  • 不動産

こんなところでしょうか。

他にもいろいろあるのでしょうけれど、私が思い浮かべたのはこんな感じ。

 

問題は、どの「カゴ」を選ぶか、いくつの「卵」を盛っていくか?ということです。

そのためには、まずは「カゴ」そのものを知ること、そして、自分が「カゴ」をどんな使い方をしたいのかを整理しておく必要があるでしょう。

 

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分からないものには手を出さない

とは言っても、上で書いた「カゴ」のうち、「その他の金融商品」と「保険」には、本当にたくさんの種類があります。

これらを全て調べ上げるのは、絶対に無理!です。

 

大切だなと思ったことは、「分からないものには手を出さない」ということです。

全く知識がないものはもちろん、その内容や仕組みを理解できてないものは、手を出すと失敗する可能性が大きくなるので、やめておいたほうが良いと思いました。

 

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