無茶ぶりする上司と無茶ぶりされたときに行うべき部下としての対応の仕方

 

仕事をしていると、上司から無茶ぶりされることってありませんか?

無茶ぶりされた部下(=あなた)からすれば、

「え?」

と一瞬、フリーズしつつも、

「マジでやれって言ってるの?できると思ってるの?」

と思ってしまうヒドイもの。

 

おまけに、無茶ぶりそのものは、どんな会社でも日常茶飯事のように起きているだけに、ほんと、厄介なんですよね。

こちらでは、上司から発せられる無茶ぶりと、無茶ぶりされたときに行うべき部下としての対応をご紹介します。

そもそも「無茶ぶり」って何?

ここで言う無茶ぶりとは、

とても出来ないであろう無茶苦茶な業務命令

のことです。

業務命令である以上、部下は従わなくてはならないわけですが、それが無茶ぶりかどうかは、

  • 命令された仕事の内容そのもの
  • 無茶ぶりされた部下の能力や時間

そして、

  • 命令の仕方

によるところが大きいので、「これは無茶ぶりだ」とは一概に言えないもの。

 

しかし、業務命令を受けた部下が、それを「無茶ぶり」だと思えば無茶ぶりになる一方、上司は、そもそもそれが無茶ぶりかどうか、あんまり意識していないところが、ややこしかったりするんです。

なので、無茶ぶりだと感じつつも、その仕事をうまくこなせた部下は、ビジネスパーソンとして大きく成長しますし、自分は成長したとの実感を得ることができます。

 

無茶ぶりにうまく対応できない場合は、とってもつらくて苦しい思いをしたうえに、結果が出せなかったことで、人事上の「バッテン」を付けられて、以降のキャリアにマイナスの影響を受けることもあります。

さらにひどいときには、無茶ぶりのストレスで心身を壊してしまうといったことにもなりかねません。

 

無茶ぶりと呼ぶべきものでも、軽いものから重いものまで、程度の差はありますが、いずれにしても、無茶ぶりする方と無茶ぶりされる方とでは、意識していることと受ける影響には雲泥の差があります。

 

上司が行う無茶ぶりの典型的な3つのパターン

上司が行う無茶ぶりは、大きく分けて典型的な3つのパターンがあります。

それは、

  • あえて行う無茶ぶり
  • 無自覚での無茶ぶり
  • やって当たり前だろ?の無茶ぶり

です。

それぞれについて、どんな上司がどんな場合に行っているかを見ていきましょう。

 

あえて行う無茶ぶり

「あえて行う無茶ぶり」とは、部下の能力を超えた業務命令だとわかっていながら、部下の成長を期待して上司が発するものです。

一般的には、「チャレンジ」とか「ストレッチ(=引き伸ばす)」という言葉で表現されるもので、受け手である部下が、

「え?それって無茶でしょ?」

と思ってしまうレベルの業務命令です。

 

上司も「これは、ちょっと無茶かも」って分かっていながらも、部下の成長のために言っていることなので、本当の意味では「無茶ぶり」とは呼ばないかもしれません。

まず、部下の成長のためにあえて無茶ぶりをするような上司だったら、指示・命令するときに、ちゃんとした動機付け行いますし、途中のフォローや励ましも欠かさないでしょうから。

 

だけど、言葉足らずや配慮不足の上司もたまにいて、指示・命令した後、自分が指示。命令を出したのか忘れてしまう、なんてこともあります。

こうなってくると部下にとっては「無茶ぶり」となってしまうんですよね。

 

無自覚での無茶ぶり

上司自身、自分が発している業務命令が「無茶ぶり」だという自覚がない場合があります。

数ある無茶ぶりの中でも、このパターンが一番多いと思いますが、

  • よく考えもせずに、意味のない仕事を思いつきで命令する
  • 上司が上司から命令されたことを、そのまま部下に丸投げする
  • 急ぎでない仕事なのに「とりあえず、今日中にやっといて」と指示する

仕事の目的や意味、必要性、重要性、緊急度などなど、本来、上司がマネジメントすべき事項をすっ飛ばして発せられる業務命令です。

 

これらは、「上司がバカ」ゆえの無茶ぶりで、上司本人は無茶ぶりだと分かっていないだけに部下にとって、耐えられない気持ちになるものです。

 

この手の無茶ぶりは、内容が比較的軽めの作業レベルである場合が多いため、頑張って作業をこなしたところであまり意味がないというか、自分の成長につながりません。

まあ、ただ単に、しんどい思いをした、時間を無駄に使ったという徒労感だけが残ってしまうものです。

 

一つひとつの無茶ぶりはそんなに大事ではないので、部下が受けるダメージは一時的で小さいかもしれません。

ですが、「バカ上司」は毎日のように無茶ぶりをしてくるので、ボディブローのようにストレスが蓄積されていきます。

かなり、タチが悪いですね。

 

やって当たり前だろ?の無茶ぶり

必要なこととか、意味があることだとか、まったくお構いなしで、

「俺が若い頃はやってきたんだから、お前もやって当たり前だろ?」

という理由で発せられる無茶ぶりもあります。

 

「電話帳の上から順番に、毎日、1000本の営業電話をかけろ」

といった非効率極まりないおバカな無茶ぶりもあれば、

「花見と言ったら上野公園だろ!明日になったら遅いから、今日、徹夜で場所取りしておけ」

という仕事とは関係のない無茶ぶりもありますね。

(これ、両方とも私が上司から言われた無茶ぶりです。すぐに「うそ、うそ、冗談だから」と言われましたが、聞いたときは、フリーズしましたね)

 

あと、中身がないのに延々と続く「ダラダラ会議」に付き合わされるなんてことも、無茶ぶりですよね。

ものによっては、その無茶ぶり自体に意味がなくても、「やり遂げる」ことで何らかの学びがあったり、「根性がつく」といった効果が得られるのかもしれません。

だけど、「会社の伝統」とか「これをやって一人前」と言われて、昔の体育会系のノリで理不尽な命令をされるのは、たまったもんじゃありません。

さすがにこの手の無茶ぶりは、最近は見直されるようになっているようですけど。

 

番外1・仕方のない無茶ぶり

あと、番外として「仕方のない無茶ぶり」というのもあります。

明らかに無茶ぶりだと上司は分かっているけれど、他にどうしようもなくて行ってしまうケースです。

 

上司が管轄する仕事の量に対して、部員数がカツカツで回しているところに、急な退職者や病欠者が出て、人員の補充が間に合わない場合、その人が行っていた仕事を残りの部下に割り振ることになります。

あるいは、災害や事故など突発的な大問題が起きて、緊急対応としてたくさんの仕事を処理しなければならないようなとき。

 

これらは、原因がはっきりしていることと、自分以外のメンバーも同じように多くの仕事をかぶらなければならないこと、場合によっては一番仕事が増えるのは上司であることから、必ずしも「無茶ぶり」とは言えません。

だけど、仕事のキャパシティオーバーを引き起こしやすいケースですので、無茶ぶりとしてあげてみました。

 

番外2・ただのいやがらせ

もうひとつ、番外としてただのいやがらせで無茶ぶりする上司もいます。

上司も上司なら、それを許す会社も会社ですよね。

これは、もう、なんとも言いようがないのですが・・・、こんな奴が上司だったら、一刻も早く異動できるよう上司の上司に働きかけるか、見切りをつけてさっさと転職すべきでしょうね。

 

 

*私は、この手の陰険でイヤミでどうしようもない奴が上司だったときがありました。

そのときに、私自身が考えたことや実行したことを、引き続きご紹介します。