公的年金の最強コストパフォーマンス、国民年金の「付加年金」

 

これまで会社勤めをしていた人には、ほとんどなじみのないものですが、公的年金制度の中に「付加年金」という年金制度があります。

これが、まあお得というか、最強コストパフォーマンスとなるとてもすごい年金なのです。

 

国民年金の付加年金とは?

 

国民年金の付加年金とは、名前のとおり国民年金に「付加」できる年金のこと。いわば、「おまけ」みたいなものです。

内容は、1ヶ月あたり400円の掛け金で、掛けた月数×200円の年金がもらえるというもの。

パッと見、大したことがないように思えますが・・・、実はこれ、コストパフォーマンスで言うと「最強」かもしれません。

 

付加年金は最強のコストパフォーマンス

付加年金の具体例をご紹介します。

 

<付加年金を5年間かけた場合>

  • 支払う保険料=400円×5年×12ヶ月=24,000円(総額)
  • もらえる年金=200円×5年×12ヶ月=12,000円(年額)

 

このように、年金をもらいはじめて2年で元金はチャラ、3年目以降は毎年プラス12,000円の年金がもらえるのです。

投資額がたった2年で回収できて、それ以降は投資額の50%が配当されるわけですから、「最強」といってよいコストパフォーマンスですね。

 

付加年金は国民年金の第1号被保険者だけ

この付加年金、お得ではあるのですが、加入するには一定の条件があります。

それは、国民年金の第1号被保険者であること。

(ただし、保険料の免除を受けている人は、加入できません。もともとの保険料を払っていないので、付加分だけ払えないということですね・・・)。

 

では、どうすれば付加年金に入れるのか?ですが、年金手帳など年金番号がわかるものをもって、市役所など役場の年金係に行くと、すぐに手続きができます。

 

厚生年金の被扶養者になっている間や、国民年金の免除を受けている間は、付加年金に入れませんが、国民年金の第1号被保険者として、保険料を払うようになったら、必ず利用したい制度ですね。