ハローワーク3回目・日程変更をして雇用保険説明会に参加してきました

 

失業保険を受給するため、ハローワークに出向くようになってから、三回目の訪問。

今回の訪問目的は、雇用保険説明会への参加です。

初めてハローワークに行った時は、勝手が分からず少し緊張しましたが、三回目ともなるとさすがに慣れてきます。

 

ハローワーク初回訪問時にもらう「雇用保険受給資格者のしおり」という冊子で、あらかじめ雇用保険説明会の日時が指定されています。

ただ、私は「当日、都合が悪い」と申し出たところ、ハローワークの職員の人は、即座に日程変更をしてくれました。

(都合が悪いと申し出れば、特に問題なく変更してくれます。本当に当日がNGの場合は、日程変更を素直に申し出れば、まず大丈夫ですよ)

そして、今日の雇用保険説明会の訪問となりました。

 

雇用保険説明会は、「失業保険をもらうための説明会」ではありますが、最も重要な「雇用保険受給資格者証」を受け取る日でもあるので、必ず参加しないといけないんですよね。

 

ということで、こちらでは雇用保険説明会の内容や時間、注意点をご紹介します。

 

<参考>

ハローワークで失業保険をもらうためには、

  1. 初回訪問すること
  2. 職業講習会を受けること
  3. 雇用保険説明会を受けること
  4. 失業の認定日に来所すること

の4つのプロセスがあり、それぞれハローワークを訪問する必要があります。

こちらで解説するのは「3雇用保険説明会を受けること」の内容です。

 

雇用保険説明会の様子

 

雇用保険説明会が開催されたのは、職業講習会と同じくハローワークが入居している新宿エルタワー2階の会議室でした。

前回の客入り?は30~40人ほどでしたが、今回は100人超えと満席に近い状況。

来場者は、今回も女性が多くておよそ7割、その半分くらいは20代とおぼしき方々でしたね。

講習会のあいだ、話を聞かずにスマホをいじっている人もチラホラといましたが、ほとんどの参加者は、真剣に聞き入っておりました。

 

ハローワーク雇用保険説明会の内容と時間

雇用保険説明会の内容は、受付をしてから、

  • 当日の流れのガイダンス(5分)
  • 説明ビデオの視聴(45分くらい)
  • ハローワーク職員補足説明(1時間程度)

といったもの。

説明会全体の時間は、トータルで100分くらいでした。

 

受付

受付時に「雇用保険受給資格者のしおり」を見せると、「雇用保険受給資格者証」が手渡されました。

表面には、氏名や支給番号といった個人情報、裏面は記録表になっていて初回訪問時に手渡した顔写真が貼られています。

 

雇用保険説明会の流れ

冒頭に職員の人から当日の流れのガイダンス、次いで45分くらいのビデオを見たあと、別の職員が補足説明を小1時間程度行い、トータルで100分くらいの説明会でした。

なお、「質疑応答は説明会終了後、個別に行う」とのことでした。

 

説明内容

説明があったのは、

  • どういう人が失業保険をもらえるのか
  • 失業保険をもらうために、何をしなければならないのか
  • どんなことをやると、失業保険がもらえなくなるのか
  • 「失業認定申告書」の書き方

など。

 

基本的には、「雇用保険受給資格者のしおり」に書かれているのと同じ内容です。

ただ、「しおり」は文章で印刷されている分、「XXは絶対にダメ」みたいに頑なというか、付け入る隙がなさそうな書きぶりになっていますが、雇用保険説明会での職員の説明では

「もし、こうYYになったらZZしてください」

などと抜け道?的な話がけっこうありました。

 

「急用が出来てどうしても行けなくなった」など、実際に起こりそうな事例が紹介されますので、補足説明はしっかりと聞いておいたほうが良いと思いますよ。

 

雇用保険説明会のポイント

失業保険をもらう立場からすると、どうしても知りたいのは、

  • 絶対にやるべきこと
  • 絶対にやってはダメこと
  • やってもダメにならないこと

ですよね。

これらについて、「雇用保険受給資格者のしおり」に書かれていないことも説明がありました。

具体的には、以下の通りです。

 

絶対にやるべきこと

失業保険をもらうために絶対やるべきことは、

  • 失業認定日にハローワークに行くこと
  • 前回失業認定日から次の失業認定日前日までに2回、求職活動をすること(給付制限のある人は3回)

です。

この2つは、鉄板でやらなければなりません。が、もちろん、抜け道はあります。

 

失業認定日の訪問

失業認定日とは、4週ごとに「失業状態である」ことをハローワークに認定してもらうために訪問する日のことです。

この日程は、初回訪問時に認定スケジュールが割り振られ、「1型-月」は第一サイクルの月曜日、「2型-火」第二サイクルの火曜日というふうに、ずーっと先までガッチリと決まっています。

この認定日に行かないと、その期間分の失業保険がもらえません。

 

とはいえ、正当な理由があれば日程変更は可能で補足説明では、「当日、頭痛がひどくて行けない」場合は、その旨をハローワークに電話した上で、次の認定日までに自宅で服用した頭痛薬のパッケージを持参すると承認される、という説明がありました。

また、認定日には訪問時間が指定されるのですが、「指定時間ジャストでなくても、その日のうちに行けば問題ない」とも言ってましたね。

 

求職活動の実績

失業保険をもらうためには、実際に求職活動をしなければなりません。

でも、どのレベルまでが求職活動として認められる範囲なのか、また、それをどうやって証明するのか、良く分からないですよね。

雇用保険説明会に参加して、求職活動で求められているレベルは、「あまり気にしなくてもよい」レベルだとわかりました。

 

まず、求職活動でオーソドックスなものは、

  • ハローワークに出向いてパソコン検索し、
  • 目ぼしい求人を職員の人に申し出て、
  • 求職相談を行い、
  • ハンコをもらう

とOKとのこと。

失業認定日に、ハローワークに行ったついでにパソコン検索もやってしまえばこれで1回分になります。

 

<追記>

職員の人に求人相談をしたら、ある会社を強く勧められたり、本当に応募しなければならないんじゃないか?って心配されるかも。

でも、大丈夫、そんなことはありませんよ。

 

「応募されます?だったら、紹介状を今、出しますよ」

くらいのことは言われますが、

「なんか、ピンと来ないので・・・、もう少し他を探してみます」

「家に帰ってじっくり検討してみます」

って答えればOKです。

 

ただし、「求人相談した。会社名は○○」という実績はデータとして登録されるので、次回の求人相談のときに、

「前回の会社は、その後、どうされました?」

くらいのことは質問されます。

 

私は、

「ネットで調べてみたけど、自分には合わないと思ったので、応募は見送りました」

と答えたら、相談員は、

「ああ、そうですか」

と軽く答えて終わりでした(笑)。

<追記は↑ここまで>

 

また、民間の転職サイトに登録して、そこから応募しても求職活動の実績になるのだとか。

極端に言うと、登録している転職サイトの「応募する」のボタンをクリックすれば、求職活動1回分ということになるんですよね。

なので、転職サイト登録して、履歴書や職務経歴書をしっかり入力しておけば、とても簡単に済ませることができるんです。

 

とはいえ、「ネット上で応募したことは、どうやって証明すればよいか?」と気になったので質問したら、「失業認定申告書に、応募した事実を書いてくれれば、それでよい」との答えでした。

*「失業認定申告書」には、応募した会社の連絡先(=電話番号)を書く欄があり、後日、ランダムに聞き取り調査をかけるそうです。

証明不要だからといって、本当は応募していないのに「応募した」とウソを書くとばれる可能性がありますのでやめましょうね。

 

絶対にやってはダメこと

失業保険をもらっている間に絶対にやってはダメことは、

  • 就職やアルバイトをしたのに申請しないこと

です。

これは、失業保険の「不正受給」になるので、「本当にダメ!」と何度も何度も繰り返し説明がありました。

ビデオの中での説明は、初めのうちはさわやかな女性が行っていたのですが、不正受給のパートになったとたん、いかつい感じの男性に替わり、重々しい口調で説明していました。

そして、「絶対にバレるぞ」「すぐにバレるぞ」「やるんじゃないぞ」と、かなりの脅し(笑)を入れておりました。

 

やってもいいこと

失業保険をもらっている間でも、

  • 働く

のは、OKです。

 

ただし、

  • 1日・4時間以上は「就職・就労」
  • 1日・4時間未満は「内職・手伝い」

として、必ず申告する必要があります。

 

説明では、働いてお金をもらうと、失業保険の支給額が減額されることもあるとのこと。

いくら減額されるのかは、

「人によって異なるし、収入額によっても異なる。計算の仕方はとてもややこしいので、個別に聞いてくれ」

と、サラッと流していました。

 

ざっと調べたところ、計算式には、本人の失業保険受給額と離職時賃金日額(それまでもらっていた給料)に、バイトでもらうお金も絡んでいましたね。

1日あたり、3,000円~4,000円くらいのアルバイト収入だと減額されないような計算式でしたが、正確には職員に聞くのがよろしいでしょう。

 

おわりに

雇用保険説明会に参加する前に、「雇用保険受給資格者のしおり」を一読しておいたので、内容はすごく理解しやすかったです。

また、職員からの補足説明は、「しおり」に書かれていないことで、しかも、受給者の負担軽減になる内容が多かったのでとても有意義な説明会でした。

繰り返し言われていたのは「不正受給するなよ」と、「何かあったら電話するように」の2点でしたね。

これまでのハローワークの丁寧な対応を見ると、ちゃんと報告や相談をすれば、しっかりと対応してくれるだろうな、と思います。

 

雇用保険説明会は、失業保険をもらうなら必ず参加しなければならないもの。

逆に言えば、失業保険をもらうにあたって、本当に大切なことが詳しく説明されますので、せっかく足を運ぶのですから、マジメに聞くことをおすすめします。

 

続きはこちら!

実際に実業保険をもらうための手続きで、とても大切です。

ぜひ、ご一読を!