職業講習会は、ハローワークが入っているビルの別フロアにある広い会議室で開催されました。
受付では、初回訪問時にもらった「雇用保険受給資格者のしおり」を見せ、「失業認定申告書」というペーパーをもらいます。
こちらには、あらかじめ「職業講習会受講済」のハンコが押されていて、求職活動1回分の実績になります。
受付の人から、「本日は満席の予定ですので、前のほうから詰めてお座りください」と言われ、前のほうへ。
ざっと、座席数を数えたら120席分くらいはありそうで、ずいぶんと大人数になるんだなぁと思ったのです。
ところが・・・、講習会が始まったとき、座っているのは30~40人だけ。
満席どころか、半分以下の出席者でしたね(笑)。
ちなみに、来ていた人は30代から40代くらいの女性がもっとも多く約半分。
残りの半分が20代女性、さらに残りが男性全般といった感じで、圧倒的に女性比率が高かったです。
「職業講習会」の内容は、前半(というかほぼ全部)がハローワークの職員の方による求職活動に関する説明でこれがおよそ1時間。
後半は、「わかものハローワーク」(若者向け)の方が活動内容の案内をおよそ10分ほど行って終わりと、サクッとしたものでした。
求職活動に関する説明で、まず最初にあったのが、最近の就職事情についてのお話。
ポイントは、
(介護・看護・建設・飲食など人手が足りないところは約5倍にもなるが、事務や専門職は0.5倍しかない)
といったものでした。
次に話されたのが、早めに就職することのメリット。
企業の人事担当者のアンケート結果として、失業のブランク期間で許容できるのは、
なので、失業期間が長くなると企業からの評価が下りますよ、という話がありました。
ちなみに、「全くこだわらない」という会社が37%もありましたが、それはスルーでしたね(笑)。
また、早く就職したほうが金額的にこれだけお得という説明もありました。
でもこれ、失業保険の貰える額と日数が最低レベルの人をモデルとしていたので、そもそも失業保険の受給額そのものが少ないケース。なので、働いたほうが金銭的にお得になるのはあたりまえの事例なんで、あんまり説得力がなかったです。
さらに、
などといった言葉もありましたが・・・。
言葉の威勢のよさとはうらはらに、説明者の話し方がアレ(覇気がなく、ボソボソと口ごもるような感じ)だったので、これまたなんとも微妙な感じがいたしました(笑)。
そして、「就職活動は、書類の作成から応募、書類選考、面接、内定まで順調にいっても1ヶ月以上かかるので、早めに行動しましょう」と「パソコンで求人検索できますよ」との話があって、この人のパートは終了。
つぎに、別の人から「わかものハローワーク」の説明が簡単にされて講習会は終わり。
ちなみに「わかものハローワーク」の対象者は44歳以下だそうで、最近の「わかもの」は年齢が上がったんだなぁと感心しました。
最後に、参加票に名前と求職番号を書いて提出し、解散となりました。
ここまで、お読みいただきありがとうございます。
記事を読んでいて、いかがでしたか?
中身が乏しくて、つまらなかったでしょ?
実際に「職業講習会」に参加した私自身、本当につまらないなぁと思いながら聞いておりました。
ハローワークは、失業者に1日でも早く仕事に就かせることが仕事ですので、「職業講習会」の開催意味は理解できます。
でも、その割には内容は薄っぺらいもので、ほとんど説得力が感じられない説明だったので、
「これってやる意味あるの?」
って思いましたね。
いろいろな事情があって、こうなっているのでしょうけど・・・。
まあ、「職業講習会」とはこういうものと、ご参考になれば幸いです。
次に参加したのは「雇用保険説明会」は、失業保険をもらうために具体的にやるべきことの説明会で、必ず参加しなければならないものです。
「職業講習会」に比べて、格段に中身の濃いものでしたよ。
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