! 上司と良い関係をつくりたい
? 上司から好かれる簡単な方法ってないの?
会社で上司と良い関係をつくりたいと考えている方、そして、できるだけ簡単にやりたいって思っている方へ、とっても良い方法があります。
それは、あなたと上司との共通点を見つけ出して、活用することです。
では、具体的に何をすれば良いか、さっそく見ていきましょう。
上司との共通点がキョリを縮める
人は、自分と似ている人や、共通点のある人のことを好きになるものです。
例えば、出身地が同じ、趣味が同じ、好きな食べ物が同じ、共通の友人がいる、など。
こういったことが分かると、初対面の相手でも親近感が高まり、一気に会話が弾むというのはよくあること。
共通点は、人と人とのキョリを縮める大きな要素だと言えるでしょう。
例えば、趣味。
「釣り」という共通の趣味があれば、それだけで会話のネタと機会は増えます。
これが高じて、週末、一緒に釣りに出かけ、お互いに楽しい時間を過ごしたとなれば、とても良い関係が出来たと言えるでしょう。
趣味や出身地などで共通点があると、上司とのキョリを一気に縮め、より良い人間関係をつくることができます。
仕事における共通性
一方、仕事における共通点は、どのような影響があるでしょうか?
人はそれぞれ、仕事で大切にしていることや、自分の仕事のやり方(スタイル)を持っています。
当然、上司も自分の仕事観ややり方を持っています。
そして、本人が意識する・しないに関わらず、部下にも同じ価値観を求め、同じやり方を求めるものです。
さらに言えば、同じ考え方や仕事のやり方をする部下、つまり仕事においても共通点を持つ部下を好きになるのです。
行動の仕方
例えば、イケイケの営業所長がいたとして、「俺が若い頃はなぁ、雨の日も風の日も、毎日、100軒の飛び込み営業をやってきたんだぞ」などと、酒を飲むたびに自慢するような人だったら、必ず部下に「積極的に動き回る」ことを求めてきます。
朝一番から、お得意先まわりを始める部下のことは、「よく、頑張っている」と評価しています。
一方、腰の重い出不精の部下に対しては、座っているのを見ただけ「何をやってんだ!」とハッパかけることでしょう。
彼が、緻密なデスクワークを行い、他のメンバーより良い成果を出していたとしても、それはそれ。
とにかく自分がやってきたように「動く」ことを強要するでしょう。
考え方
上司に対して何かの企画を「かくかくしかじかのやり方で進めます」と説明した際、特に問題はないのに、しかめっ面で、なかなかYESと言ってくれなかった、などの経験はありませんか?
おそらく上司は「自分だったらこういうやり方をする」という考えを持っていて、それが説明を受けた内容、つまり、あなたのやり方と違っているのだと思います。
なので、「ダメじゃないけど、スッキリしない」状態になっているのですね。
これが逆に、ぴったり同じだったら、上司は「いいね!すぐやって!もし、何かあっても全面的にバックアップするから。安心していいよ」という反応をするでしょう。
このように、上司と考え方や仕事のやり方で共通点があると、上司からは好かれるのです。
上司から好かれる・嫌われない
マネする?
上司から好かれるためには、まずは上司と同じ仕事の仕方をすればよいですね。
そして、それをより強調するかたちで行うと、上司から楽に高評価を得られるでしょう。
つまり、上司のマネをするというのが、とても効果的なのです。
ただ、単純にマネをするといっても、それはそれで難しいもの。
上司とは別人である以上、仕事に対する価値観ややり方が違うわけですから、それをマネるのは、かなりのストレスになりますし、そもそも、マネすること自体、つまらないと感じることでしょう、
さらに言えば、上司の価値観ややり方が、すべて部下より上とは限りませんから。
共通点とそうでないところの区別と対処
そこで、まずは上司をしっかりと観察した上で、自分と共通しているところとそうでないところを把握することをおすすめします。
思考方法はなかなか分からないかもしれませんが、上司が重きを置いている項目は日常的に言葉にしているでしょうし、行動の仕方は目に見えるので分かりやすいと思います。
その上で、項目ごとに区別して対処するのがよろしいかと。
共通しているところは、強めにプッシュすると良いでしょう。もっとも、特に意識して行動しなくても、上司は分かってくれるでしょうけど。
問題は共通していないところ。
まず、上司のほうが良いと思う点があれば、それらを取り込んでいくといかがでしょうか?
これによって、自分の幅が広がると同時に、結果として上司との共通点が増えることになります。
上司の方が良いと思えない、あるいは、マネをしたくてもできないところがあれば、要注意です。
これらでは、あなたは上司と異なる言動を取っているため、上司はそれを「気に入らない」と思っています。
まだ問題になっていなくても、いつか爆発するかもしれない「地雷」のようなものと意識すべきです。
もしすでに、上司と何らかの軋轢があるならば、これらが原因になっている可能性が高いので、できるだけ控えめにするのがよいでしょう。
まとめ
上司との共通点は、上司から好かれるための近道です。
そして、共通していないところは、関係を危うくさせる根源となります。これらをいかに抑えるかが、嫌われないためのポイントと言えるでしょう。
参考 上司のタイプを3つに区分して、パターンごとに自分の仕事のやり方を変えてみよう
関連 上司と良い関係をつくるため1日1回は上司と話をすべき理由
では、また。