上司を知るということは、部下にとって、とっても大事。
その人となり、キャリア、仕事の進め方、人間関係・・・。
上司に関する情報を収集し、それに基づいた上司対応こそ、ハッピーな会社生活をおくる第一歩と言えます。
このように全体的な上司についての情報把握は重要ですが、同じくらい大切なことがあります。
それは、上司の
- 上司の日々のスケジュール
- 上司の顔色
なんです。
この2つをチェックすることは、日々の仕事をスムーズに進めるうえで、そして何より、ヘタに上司を怒らせないために、本当に大事なんです。
では、なぜ上司のスケジュールと顔色をチェックすべきか、具体的にみていきましょう。
上司の顔色をチェックする
上司の顔色を読まない人
上司が、見るからに不機嫌そうな顔をしているとき、あるいは、忙しそうにしているとき、つまり上司の顔色が良くないときは、相当急ぎの案件以外は、上司への報告や相談は後送りしますよね。
なのに、なぜか上司の顔色をチェックせずに報告や相談をする人がいます。
空気を読まずに、急ぎでも重要でもない案件をもって行っては、上司の機嫌をさらに損ねてあえなく玉砕。
それだけならまだしも、まわりの人たちはそのとばっちりを被ってしまいます。
さすがに最近は、「バカヤロー!」って大声で怒鳴る上司は、少なくなったと思いますが、職場内の雰囲気は、さらに悪くなっていきます。
上司を怒らせるリスクが高まっている
さて、ここでの問題はKY君の存在、その配慮の無さということですが、実は上司の機嫌の程については、誰でもKY君になってしまう、つまり、上司を怒らせるリスクが高まっていると言えるのです。
と言うのも、上司と呼ばれる人たちは、リーダーシップだ!マネジメントだ!と言われる中、ビジネススキルとともに、これまで以上に高い次元の人間性が求められるようになっているのですね。
さらに、コンプライアンスやハラスメントなどが厳しく問われるようにもなっています。
こんな時代、上司と言う立場の人は、露骨に仏頂面を下げて出社すること自体が問題視されるようになっているのです。
そこまで行かなくとも、周囲から「なんだ、あいつは!」と後ろ指を指されるんじゃないか・・・と言う強迫観念めいたものを持つようになっているのです。
なので、玄関を入る前には、マイナスの感情を押し殺し、無理にでも笑顔をつくって「おはよう」と言う、そんな人が結構増えてきていると思うのです。
(勿論、皆が皆そうだ、と言うつもりはありませんが)
つまり、「すごく機嫌が悪くても、それを露骨に態度に出さない上司」が増えているということです。
部下が顔色を伺っても、よく分からないケースが多ければ、KY君にトンチンカンなことをされて、内心「カチン」ときていても態度に出さない場合も多い、ということです。
問題は、その場は何事も無く済んだとしても、しっかりとマイナス評価を付けられている可能性がある、と言うことなのです。
問題行動を取ってしまっても、それが問題だったかどうかが、実に分かりにくいんですよね。
上司の内面をチェック
ということで、顔色をチェックするということは、表面的なレベルではなく内面的な部分まで把握するように意識する必要があると思います。
かなり難しいことですが、毎日、しっかりと見ていれば、何となく雰囲気でわかるようになるのではないでしょうか。
スケジュールを把握する
上司が「何月何日の何時から何時までは、どこで、誰と何をしている」といった「予定」を知っていることは大切です。
もちろん、全てをいちいち覚えてられないですから、「予定表にアクセスできる」状態であることが求められるわけですが。
ここで重要なのは、「上司がどのような仕事に時間を割いているかを知り、その仕事のポイントを知る」ということです。
これによって、今の上司の関心事がわかりますよね。つまり、自組織、場合によっては会社全体の優先事項が見えてきます。あわせて、それに対応する上司の動き、すなわち自分よりも上のポジションにいる人の仕事の仕方を学ぶ機会となり得ます。
さらに言うと、自分は自分の立場で何をなすべきかを考え実行できると、ものすごいことになると思います。
もっとも、ここまでになるのは、本当に難しいと思いますが・・・。
では、また。
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