上司を褒めるときに気をつけるべきたった一つのこと

 

人を褒めること、それは人間関係を円滑にする最良の手段の一つだといえるでしょう。

誰だって褒められるのは嬉しい。

「それは褒め過ぎ」「お世辞でしょ」って分かっていても、褒めらたいですからね。

 

だけどいざ、人を褒めなさいと言われたら、これがなかなか難しい。

特に男性の方で、人を褒めるのは苦手、という人は多いのではないでしょうか?

 

上司を褒めるのは難しいけど、とっても有効。だったら、どんどん上司を褒めるべき。

でも上司を褒める前に、気をつけるべきことがあります。

それは・・・。

褒める力

私の子供がまだ幼稚園に通っていた頃、たまにお迎えに行っておりました。

その際にお母さん方のお話を横で聞いたり、私自身も会話に参加することがあったのですが、それはそれは見事な会話が繰り広げられていました。

イヤミのない見事な褒め言葉が、見事なタイミングで飛び交い、受けるほうも、それをソツなく流しながら、褒め言葉で切り返していきます。

自分はその流れに全く乗れず、

「これだけ褒められて、褒め返すなんて本当にすごいなぁ」

と感心するばかりでした。

帰宅後、妻にそんな話をすると、「母親たちはねぇ、それが出来ないとダメなのよ」と簡単に言われてしまいました。

 

人を褒めるためには、

  • 人の良い面を見つけ出す「眼力」
  • 良い面を的確に表す「表現力」
  • 褒めるタイミングを逃さない「判断力」

が必要である。

厳しい母親の世界を生き抜く様子から、この3点が人を褒めるのに必要なことだと考えるようになりました。

上司を褒めるときに気をつけるべきこと

さて、会社の中でも、「褒める」ことは、コミュニケーションを円滑にする意味でも、大変重要です。

 

また、「褒める」が高じた「お世辞」や「追従」を喜ぶ人は、考えようによっては対応が楽ですよね。

褒めていれば、気分よくしてくれますので。

ですから、機会があれば、相手が上司であっても、褒めたほうが良いのは間違いありません。

 

でも、その前に・・・・

稀に、一切のお世辞が通用しない人がいる、ということは意識しておいたほうが良いです。

常に憮然としていて、「お世辞なんか言わせないぞ!」オーラを出していれば分かりやすいのですが・・・。

(案外、この手のタイプは、普段言われなれてない分、お世辞に弱かったりするんですけどね)

 

困るのは、「いつもニコニコ、部下の話に真摯に耳を傾けるパッと見は良い人」なんだけど、実はそういうタイプを完璧に演じきっている、存外に腹黒い人

本当に、数は少ないのですが、極々稀にいるのですよ、こういう人が・・・。

見るからに物分りが良さそうで、しっかりと話を聞いてくれる。

もちろん、冗談もOKだし、褒め言葉にも素直に喜んでくれる。

ところが、そういった全てを冷静に分析し、かつ、冷たく人物評定しているのです。

こんな人の場合は、お世辞自体がマイナス評価になりかねないので注意すべきですね。

とは言っても、なかなか正体を見せてくれないの注意のしようもないのですが・・・。

 

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