どんな人を好きになるか?
人は一体、どんなときにどんな人を好きになるのか?
心理学の本を読むと、「単純接触の法則」、「相補性の法則」、「吊り橋効果」、・・・、いろいろな心理パターンが紹介されています。
読んでみると、なるほどと納得できるものばかりで、おもしろいです。
さて、「・・・効果」のような一過性の原因となるものを除外して、ざっくりと整理してみると、人が人を好きになるポイントとは、
- 自分が持っていないものを持っている人
- 自分を助けてくれる人
- 自分と似ている人
- 自分のことを好きな人
の4つがあげられるでしょう。
これらを別の視点から解釈すると、
- 1と2は自分にとって「プラス」になる人
- 3は共感・共有できる人
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- 4は相手にとって自分が1~3にあてはまる人
と言えるのではないでしょうか。
組織・集団の中で好かれる人とは?
これらを何らかの組織・集団の中で考えると、
- 他のメンバーには無いものを持っている
- 他のメンバーの支援をする
- 組織・集団の風土にマッチしている、または、協調性がある
- 組織・集団または他のメンバーに愛着を持っている
と言えます。
そして、この要素は会社と言う組織の中でも当てはまります。
好かれる人を会社に当てはめると
1の「他のメンバーには無いものを持っている」は、その所属する組織の中で、特に仕事という領域で、何か秀でているモノをもっているとか、唯一のスキルをもっているということがいえるでしょう。
経理の知識が豊富、セールストークが上手、コンピューターに詳しい、エクセルの操作に秀でている、などといったことですね。
仕事以外でも、飲み会のセッティングが上手であるとか、面倒見がよいとか、字がキレイ、ゴルフが上手というのも挙げられます。
2の「他のメンバーの支援をする」ですが、他の人の手伝いをするわけですから、助けてもらうほうにとってはありがたい存在です。
3の「組織・集団の風土にマッチしている、または、協調性がある」は、皆と仲良くできると言うこと。
4の「組織・集団または他のメンバーに愛着を持っている」は、まさにそのまんま、ですね。
まとめ
以上のように、自分自身が会社という組織の中で好かれる存在になるには、何でもいいので「これ」という秀でたものを持つことと、それを周囲に認めてもらうこと、そして、仲間を尊重し、同調することが大切だと言えるでしょう。
ではまた。